桂文枝の人気恐るべし 立ち見の満員御礼も「本人の実入りは日当で2、3万円くらい」演芸界のスーパースターが東上公演
大阪を代表する落語家、桂文枝(80)が衰えぬパワーを見せつけた。 先週11日から今週20日まで、東京・上野鈴本演芸場で行われていた寄席興行。東京の噺家の聖地で10日間連続、文枝がトリを務めたのだ。 【写真】愛妻の真由美さんと、誕生したばかりの長男を抱く桂文枝さん=昭和51年 「前売りチケットはなく、当日に並べば入場できて、席に座れる寄席スタイルの興行でした。ネットでチケットを取ることに慣れてない世代にはありがたいシステムです。開演時間は昼でしたが、朝8時過ぎには並ぶ人がいたそうです。全国区の文枝人気、恐るべしですね」(興行関係者) 寄席の出演料を〝割り〟というが、文枝の出演も他の演者同様割り。あまり高くない。 「特別な出演料はありません。連日、立ち見が出る満員御礼でしたが、本人の実入りは日当で2、3万円くらい。それでも出てくださった文枝師匠のありがたさですよ」(前出・興行関係者) 演芸界のスーパースターの東上公演は、成功裏に大団円を迎えた。 (業界ウオッチャーX)