婚活プロフィールで「5歳若く、年収を200万多く」嘘をついた女性の「悲惨な末路」
最初は年齢を、次は年収まで
麗子さんは、年齢を32歳に設定したのです。 元々、容姿には自信があったので20代は厳しくても、5歳前後ならバレないだろうと思ったといいます。そしてこのくらいなら、「女性の軽いウソは、男性なら許してくれるだろう」との思いがあったとのことでした。 彼女の目論見通り、一気に連絡は増えたといいます。ただ確かに連絡は増えたものの、寄ってくるのは30代後半の年収300~500万円の男性がせいぜいだったそうです。 年齢を偽る前に比べれば男性の質は上がったものの、とても満足できなかったといいます。 そこで次に、彼女は自分の年収を500万円に設定しました。仕事も中堅企業での営業職ということにして、バリキャリ女性を演出したところ、途端に、彼女が望むハイスぺ男性からの連絡が増えたのです。そのような男性からの多くの連絡に、彼女は本当に嬉しかったといいます。 彼女は、その中から大手企業でSEとして働く33歳で年収800万円の男性、藤木裕也さんを選びました。ウソがバレるのが怖かった彼女は、「一番、女性慣れしてなさそうだったから」という理由で彼を選んだといいます。そして彼女は早速、彼に連絡を取り、デートの約束を取り付けたのでした。
ウソは簡単に人間関係を破壊する!
「男性なら女性のウソは許すべき」「女性なら男性のウソや浮気は一度は許すべき」などという主張も聞こえてきますが、大抵の場合、問題は許すか否かではありません。 ウソをつかれたことにより、「相手を信用できなくなる」点が問題です。つまり人間関係が破壊されてしまう点にあります。 どんなに取り繕っても、ウソをついた事実は前科のように相手に焼き付き、その後はどんな言動も疑ってしまう、疑われ続けてしまうのが普通です。大抵は、いずれ関係を続けられなくなります。 それに、ウソの内容によっては「取り返しがつかないもの」も少なくありません。本編の麗子さんなら、どんなに謝ったところで、若返ることもできなければ年収を一気に上げることもまずできません。結婚前なら、破局するのが普通です。 また最近の結婚はゴールではありません。結婚後にウソがバレた場合は、即離婚になることもよくあります。場合によっては、慰謝料が必要になるかもしれません。「ウソをつくなら墓場までバレないように」ではなく、そもそもウソはつかないことが当然と心得ましょう。 後編『こんなことになるとは思わなかった…嘘をついて交際を始めた女性が悲鳴を上げた「納得の理由」』では、ウソをついたまま裕也さんと交際を始めた麗子さんの悲惨な末路を紹介します。
山本 昌義(婚活FP【商標番号6652878】)