秋田市の児童が8日、生け花に挑戦した。花に関わることで豊かな心を育んでもらうのが狙いだ。 生け花に挑戦したのは、秋田市の牛島小学校の2年生53人。児童たちは、花ばさみの使い方や茎の切り方などを教わりながらダリアを生けた。 葉を切ったり結んだり、茎の長さを調整したり、児童たちは「葉を結ぶところが難しい」などと話しながら、それぞれの感性で試行錯誤を重ねた。 そして、約30分かけて個性あふれるダリアの生け花を完成させた。 男子児童は「先生と一緒に作れて本当に楽しかった。おばあちゃんの家に花がたくさんある。いつもお世話になっているお母さんやおばあちゃんに見せてあげたいと思う」と話していた。 女子児童は「花と葉の大きさを同じにするように作った。茎を斜めに切るのが硬くてちょっと難しかった。お母さんとお父さんが一緒に頑張ってくれているので、一緒に飾るといいかなと思う」と笑顔を見せた。 　フラワーおの・小野貴信代表： 「花に興味を持ってくれて、とてもうれしかった。感謝の気持ちを込めて花を贈ることや、家で花を見ながら癒やされるような気持ちを育んでもらえければうれしいなと思って活動している」 一生懸命植物と向き合った時間は、児童たちにとって貴重な経験になったようだ。