手術からの完全復活を目指すカープ・ケムナ誠が、小林幹英コーチからかけられた言葉
首位から4位までが僅差で並び、混戦模様を見せるセ・リーグ。カープも依然激しい優勝争いの真っ只中にいる。ここでは、日々二軍で一軍を目指す選手たちの今に迫る。今回は、手術からの完全復活を目指すケムナ誠の近況をお伝えする。 【写真】若鯉たちを率いる、高信二 二軍監督 2023年シーズンは開幕一軍入りを果たすも、9月に『右肘関節内遊離体および骨棘(こっきょく)切除』手術を受け今シーズンは二軍スタート。順調な回復ぶりを見せ、5月には手術後初の一軍復帰登板も果たした。 現在の課題に「フォームの修正」を挙げたケムナは、「二死までは追い込めても、その後コントロールを乱してしまうところがあった。今は、特に小林幹英コーチにつきっきりで見ていただいています。幹英さんからは『必要以上の力で投げようとするから崩れてしまう』と指摘をいただいて、まず良いピッチングができるようなフォームの改善に取り組んでいます」と語る。 目指すはもちろん一軍復帰だ。「優勝に貢献できるようなピッチングをしたい。(優勝して)ハワイ旅行に行きたいですね」と笑顔を見せたケムナ。手術を乗り越えた右腕は、一軍中継ぎ陣定着を目指して結果を残すのみだ。
広島アスリートマガジン編集部