小倉智昭「写真の撮り方とかはうるさかったな」ポール・マッカートニーとのインタビューでビックリした出来事とは?
TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。今回のお客様は、フリーアナウンサーの小倉智昭さんと、笠井信輔さん。ここでは、小倉さんがポール・マッカートニーに取材したときのことを振り返りました。
◆ポール・マッカートニー取材時の裏話
――番組では小倉さんが選曲した「Good Boy Gone Bad [Japanese Ver.]」(TOMORROW X TOGETHER)をオンエア♪ 笠井:小倉さんは音楽に詳しくて人脈も広くて、その“音楽パワー”というものが「とくダネ!」のなかでも大きな力になっていましたけど、今でも新しい曲を聴いているんですね? 小倉:聴くよ。最近は韓国勢に圧倒されているけれども、日本のアーティストも頑張っているし、やっぱり俺たちが聴いていた昭和の時代と楽曲の感じが全然違う! 裏声の使い方とかもうまくなっているし、歌詞の展開も早いし(今のほうが)音楽的に優れていると思うんだよね。 笠井:小倉さんが注目しているTOMORROW X TOGETHER(トゥモロー・バイ・トゥギャザー)のほかにも、最近好きなアーティストはいるんですか? 小倉:Mrs. GREEN APPLEはうまいと思うよ、あとはKing Gnuとか。 笠井:はいはい。 小倉:King Gnuは藝大(東京藝術大学)出身が2人いるじゃん。演奏もうまいし、音楽的にものすごく優れているから、やっぱり本格的にやった連中がポップス系の曲をやってもうまいんだなぁと思いますね、天才だね。 でも、最近そう感じるアーティストが増えたし、みんなうまくなっている。俺たちの時代はグループサウンズ全盛期でさ、今あの頃の歌を聴くと笑っちゃうもんね。 笠井:(いま聴くと)懐かしくていい気分になるんじゃないですか? 笑っちゃうの? 小倉:面白くて笑っちゃう。“あの頃、興奮していた自分は何だったんだろう”って思うよね。ただビートルズは、いま聴いてもすごいなと思う。 笠井:それは分かります。 小倉:僕は、ポール・マッカートニーに何回かインタビューさせてもらったことがあるんだけど、“絶対に聞いてやろう”と思って「楽譜が読めないそうですね?」って聞いたんだよ。そうしたら「そうなんだ、僕は楽譜が読めないんだ」って話してくれて、「あ、そういうことも意外とストレートに話してくれるんだ」って思ったね。 笠井:うん。 小倉:でも、写真の撮り方とかはうるさかったな。2ショットの写真を撮ってくれたんだけど、自分たち(取材者側)のカメラじゃなくて、ポールについているカメラマンがいて、「僕が撮って選んで君のところに送るから」って言われたの。それで、1ヵ月くらいして2ショットの写真が送られて来たんだけど「©(著作権マーク)」が付いていて“複製禁止”って……(笑)。 笠井:ハハハ(笑)。 小倉:それを見て“徹底しているなあ”って思った(笑)。 (TOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」放送より)
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