ロコ・ソラーレ聖地巡礼ツアー大盛況 北海道・北見に全国からファン「間近で見られるなんて」
北見市内で1、2の両日開かれたカーリングの聖地巡礼バスツアーは、昨年に続く2回目の開催だったが、北京冬季五輪の女子カーリングで銀メダル獲得の「ロコ・ソラーレ」と触れ合える機会とあって、全国各地からファン90人が集まり大盛況だった。ロコ・ソラーレの人気と観光資源としてのカーリングの価値を改めて示した形だ。 【写真】交流イベントで参加者に手を振るロコ・ソラーレの選手たち
北見市観光協会と一般社団法人ロコ・ソラーレが共同で実施。初日はロコ・ソラーレの試合観戦や選手との交流会で、2日目に市常呂町のカーリングゆかりの観光名所や土産物店を巡った。 ハッカ関連商品の製造販売会社「北見ハッカ通商」(市卸町)を会場に講演したのは同法人代表理事の本橋麻里さん(37)。自身の五輪出場からロコ・ソラーレ結成、現在に至るまでのカーリング人生について触れ「女性選手は結婚や出産を機に競技を離れてしまうのが普通だった。女性の人生曲線を前提としたチームを作りたかった」とこれまでの活動を振り返った。 一行はその後、市常呂町のアドヴィックス常呂カーリングホールへ移動。氷上にはロコ・ソラーレ、その妹分「ロコ・ステラ」、同弟分「ロコ・ドラーゴ」の3チームが勢ぞろいして、ストーン(石)を投げたり、力強いスイープを披露したりした。 ロコ・ソラーレとロコ・ドラーゴによる特別試合は、選手が作戦を解説しながら試合を進め、ナイスショットが決まる度に拍手と歓声が響いた。ツアー参加者の一人、石川県の男性(52)は「こんなに間近で試合を見られるなんて思ってもいなかった」と興奮気味に話した。