あの人気マンガ家も回答! マンガ賢者5名が厳選する いま、注目の作品一挙公開します
佐久間宣行さん[テレビプロデューサー]
Q1:夜ふかしマンガ大賞に推薦する作品は? ●『金色のガッシュ!! 2』雷句誠/BIRGDIN BOARD Cor 『金色のガッシュ!! 』の続編。100名の魔物の子が戦い合い、魔界の王となったガッシュ・ベルとパートナーの高嶺清麿が、新たな戦いに挑む異能バトルアクション。 「長い空白期間を経ても一瞬であの頃の勢いと熱さを取り戻してくれたのに驚いた。いまの10代にも絶対読んでほしいマンガ」 ●『サンダー3』池田祐輝/講談社 「誰もが褒めるであろうギミック。それを可能にする画力と語り口の巧さ。思いついても誰もができるわけではない」 ●『うみべのストーブ 大白小蟹短編集』大白小蟹/リイド社 「圧倒的にフレッシュ。短編集だが、ひとつひとつの味わいと読後感がすべて違うのがいい。一つ読み終えるたびに本を閉じ空想するので、読むのに時間がかかった。それくらい極上の短編集」 Q2:人生で影響を受けたマンガは? ●『機動警察パトレイバー』ゆうきまさみ/小学館 舞台は、連載が始まった1988年の10年後、1998年という近未来。人型の巨大ロボット「レイバー」を駆使し、治安を守る警察隊員たち、そして予測される社会問題をリアルに描いたSF作品。 「SFなのに身近、そしてお仕事モノとしても秀逸。読む年代によって感じ方が違う。一生読めるマンガ」 Q3:夜ふかしマンガの楽しみ方は? 「ハイボールを作ってナッツを食べながら、ゆっくり読む」 Q4:いま、特に注目している作品は? ●『メダリスト』つるまいかだ/講談社 「面白くて現代的。しっかりスポ根なのに繊細。いまの時代に完全に合っている。あと絵が素晴らしいい」 Q5:いま、読み返したい名作は? ●『ラヴァーズキッス』吉田秋生/小学館 「改めて読むと、構成の素晴らしさに惚れ惚れする名作」 佐久間宣行さん テレビプロデューサー 話題の番組を数多く手がけるほか、演出家、ラジオパーソナリティとしても活躍。著書に『佐久間宣行のずるい仕事術』(ダイヤモンド社)。