大きめサイズで、あえてアンバランスを狙うのが旬！

片耳にだけイヤリングやピアスをつけるスタイリングが、改めて注目を集めている。このスタイリング自体はいまに始まったものではなく、約10年前にジュエリーの重ねづけが主流になってからというもの、私たちは“片耳イヤリング”を愛し続けてきた。 【写真】ビヨンセは顔の2倍もあるブローチを付けて外出...！2024年の重要レンド「ブローチ」に密着 クリエイティブなセンスを発揮できるうえ、簡単に楽しめるのがこのスタイリングの特徴だが、2024年春夏シーズンはこれがさらにパワーアップ。多くのトップメゾンやジュエリーブランドが、ステートメントイヤリングを片方にだけつけるスタイルを発表した。 ランウェイでこのトレンドをリードしたのは、フェンディだった。あるモデルは、耳から首元まで伸びた、ゴールドの長い棒状のイヤリングを身につけ、アンクレット風のシューズストラップとマッチさせていた。他のモデルは、片耳にはメタルのイヤークライマーを、反対の耳には小さなスタッズイヤリングをつけ、アシンメトリーを強調していた。

フェンディ（左・中央）とジバンシィ（右）の2024春夏コレクションより

いっぽうジバンシィでは、昨シーズンのY2Kトレンドにインスパイアされた、チャンキーなシルバージュエリーがランウェイに登場した。またロエベは、2024年春夏コレクションにおける最もゴージャスな片耳イヤリングを披露。バルマンでは、片耳にだけつけた大きくキラキラと輝くイヤカフが、視線を集めていた。

ロエベ（左）とバルマン（右）の2024春夏コレクションより

だが、すべての片耳イヤリングがデコラティブだったわけではない。たとえばディオールはシンプルなゴールドのフープイヤリングを片耳につけ、グッチはシックで巨大な「G」モチーフを片方の耳たぶにつけていた。

ディオール（左）とグッチ（右）の2024春夏コレクションより

もう少し大胆なイヤリングを探している人は、サンローランやプラダなどのファッションブランドをチェックしてみるのもいい。モノグラムやアイコニックなモチーフのアイテムは、つけた瞬間にインパクトを与えてくれる。 また、トレンドに詳しくない人から「イヤリングを片方なくしたの？」と聞かれるのを避けたい場合は、ブシュロンの「セルパンボエム ソラリテ」のような、アシンメトリーなイヤリングのセットを取り入れるもとびきりクールだ。 いろいろなつけ方やアイテムに挑戦して、自分らしいお気に入りの“片耳スタイル”を見つけてみて！