「食品添加物」って本当に体に悪いの?プロに聞いた“これだけは避けたい添加物”と病気のメカニズム
添加物を減らすか、栄養を補うか
――添加物によるビタミン、ミネラル消耗で体を壊す……。そういうことだったのですね。 はい。ですから、やるべきことは2択。添加物を徹底的に減らすか、添加物で奪われる以上のビタミン、ミネラルを補うか。両方できればなお良いです。 とはいえ、40代くらいの男性だと外食を避けることはなかなかできません。コンビニ、ファミレス、持ち帰り弁当に頼らざるを得ないですよね。ちなみに健康的に見える社員食堂でさえも、ミネラル不足になりがちです。 一方で、食は人生の楽しみの一つですから、あれもこれも食べられない、では楽しくない。週に一度のラーメンを楽しみにしつつ、トッピングの海苔やゴマでミネラルを補うなど、メリハリをつけて外食を楽しむ方がいいんじゃないでしょうか。 私もいつも駅ナカのそば屋でカツ丼そばセットを頼むのですが、そばに七味をかけてミネラル、マグネシウムを摂取しつつ、カツ丼の上にはすりごまをふりかけるんですね。栄養不足だと分かっているからこそ、ちょい足ししているんです。メニューのチョイスも、かき揚げうどんじゃなくて、わかめそば。ちょっとでもミネラルが摂れるようなものを意識するといいですね。 社食であれば、小魚ふりかけを持参してください。ふりかけの添加物は、この際気にしなくてもいいです! それよりも、小魚をプラスしてあげることでミネラルの摂取量を増やし、そのおかげで余計にとってしまった添加物の代謝を促してほしいのです。
これだけは避けたい添加物とは?
――日頃の生活で、なにか意識できることはありますか? じつは食品の原材料表示を気にして買い物をする人は、1%にも満たないといわれていますから、表示を見るようになるだけでも拍手モノです。 食品表示法では原材料名の欄に記載される「/」以降の材料が添加物とされているので、まずは「/」以降に注目しましょう。この部分に記載されているものが、あまりにも長いようなら避けたほうがいいでしょう。 ーーいまカバンの中に潜ませていた惣菜パンを見てみたら、「/」以降がつらつらと……。せめて添加物の中でも「これだけは避けたほうがよい」というものはありませんか? 私自身が一番避けている添加物は、いわゆる「人工甘味料」と呼ばれてきた次の6種類の甘味料です。これらは日本では認可されていますが、腸と腸内細菌に悪影響があるとされる論文が諸外国で多く出ています。 ◆避けたほうがいい「甘味料」 1・アスパルテーム 2・スクラロース 3・アセスルファムカリウム 4・サッカリンナトリウム 5・ネオテーム 6・アドバンテーム また、いわゆる「合成着色料」と呼ばれてきた、色番号のついた12種類の着色料についても要注意です。これらの中には発がん性が疑われているものもあるため、まずは避けた方がいいのではないかと思います。 ◆避けた方がいい「着色料」 ・赤2、赤3、赤40、赤102、赤104、赤105、赤106 ・黄4、黄5、 ・緑3 ・青1、青2 ーーなるほど。とりあえずこの種類だけは頭に入れておくか、スマホのメモに入れて買い物に行くのもありかも。