松本人志弁論準備終え松本側田代弁護士取材対応 女性の情報開示請求文書提出も「スルーでした」
昨年末に「週刊文春」に性行為強要疑惑を報じられ、ダウンタウン松本人志(60)が同誌を発行する文藝春秋ほか1名を被告として起こした、約5・5億円の損害賠償請求等訴訟の弁論準備手続きが5日、オンラインで非公開で行われ、終了後に松本側代理人の田代政弘弁護士が取材に応じた。 【写真】松本人志飲み会参加セクシー女優、暴露本「るな砲」1位発進報告 今回は3月28日の第1回口頭弁論以来の実施。書面提出や証拠の扱いについてのやりとりなどがなされ、約10分ほどで終了したという。松本は出席しなかった。次回は8月14日に再び非公開のオンラインで準備手続きを行う。 松本側は報道記事内で出た性行為を強要されたと訴えた「A子」「B子」の女性2人の特定をあらためて要望する反論書面などを4月末までに作成して提出していたが、田代弁護士によると文春側から同件については触れられず「スルーだった」と明かした。反論書面には松本の意思として「原告本人は開示を求めた全てが明らかにされなければ認否ができないと主張するつもりはない。開示されなければ可能な範囲で認否を行う」とも記しており、田代弁護士は取材ににも「(女性2人が)特定されないのであれば、特定されないでこのまま進めていく」と話した。 今後の争点については「真実性と真実相当性の主張」とし「今回で証拠が(文春側から)ある程度出てくるのかなと思いきや、出てこなかったなという感じです。先方も考えがあってやっていることだと思うので。(文春側は)『次回で証拠についての主張を終わらせる』と言っていました」と明かした。 双方で証拠などについて弁論を行ったのち、和解などがなければ証人や本人の尋問に入っていくことになる。田代弁護士は現在休業中の松本の休業損害を請求する予定であることも明かし「なるべく早く準備して書面を提出します」とした。現状の約5・5億円の損害賠償請求の金額と調整する可能性もあるといい、「今の金額を超えることになるかもしれないし、金額を見直す可能性もある」とした。 松本の最近の様子については「最近も会いました。変わりません。元気ですよ」と話した。和解の可能性は「ないんじゃないですかね」とし「和解しようがないと思います。松本さんも真実は認められないですし。早く復帰したい気持ちは持っているけど、自分の気持ちだけではどうにもならないことでもありますから」と語った。