「秋の収穫まで精いっぱい作りたい」下関で献穀米のお田植式
KRY山口放送
ことし秋に宮中で行われる「新嘗祭」に献上する米を植える「献穀米お田植式」が下関市で行われました。 下関市菊川町で行われた「お田植式」には関係者およそ20人が出席し、まず豊作を祈って神事が行われました。 皇室に献上する米を作る人は「奉耕者」と呼ばれていて、ことしは菊川町の農家・坂田謙祐さんが選ばれました。 「新嘗祭」は毎年11月に皇居で行われる伝統の儀式で、全国各地で収穫された米などを供えて五穀豊穣に感謝するものです。 山口県からも毎年、各地区が順番に米を献上していて、県の代表として下関の農家が担うのは10年ぶりのことです。 坂田さんは妻の康代さんなどと共に「きぬむすめ」の苗を植えていきました。 (奉耕者・坂田謙祐さん)「山口県で1人という事で本当にこの上ない喜びです。みんなで協力して管理して、秋の収穫まで精一杯作りたい。」 収穫は10月初めの予定で、一升、およそ1.5キロの米を献上する事になっています。