俳優・渡辺大、妹の杏については「他人のほうが詳しいと思うんですよ(笑)」舞台出演のため公園で行うルーティンを明かす
バランスのよい長身から圧倒的なオーラを放つ、俳優の渡辺大。40歳になったばかりの現在、ドラマ、映画のほか舞台にも活動の幅を広げている。精力的に活躍する俳優としての顔のほか、俳優の渡辺謙、モデル、女優として活躍する杏を家族に持つという一面でも知られている。そんな渡辺さんのTHE CHANGEとは。【第2回/全5回】 ■【画像】185cmでスタイル抜群!渡辺大さん取材時のポートレート■ 10月4日からの東京公演を皮切りに、11月25日まで全国での公演を控える舞台『罠』に出演する渡辺大さん(40)は、意外にも舞台経験はこれが3度目。「いままで一番、困難にぶつかりそうな予感がする」と戦々恐々とする。 読売新聞創刊150周年記念、よみうり大手町ホール開場10周年記念作品である同作は、演出を映画監督でもある深作健太氏が務め、主演は上川隆也が担う。渡辺さんは、主要登場人物6人の中のひとりであり、緊張感漂う騙し合いや駆け引きなど、見ごたえのある会話劇が主となるサスペンスだ。 「役者としてすごく試される舞台だな、と感じるんです。というのも、僕は2時間休みなくずっとしゃべり続ける、話を回す役割もある役柄なんです。いままでは、スポットごとに出ていくことが多かったんですが、今回はずっと出ていなきゃいけない。40代に突入したこともあり、作品の中において立場が変わってきたのかな、と思いました」
「上川さんは大先輩だけど、今回は“がっぷり四つ”で組まなきゃと」
「転換期となる作品に出会えた予感」と、躍る心情をあらわにする。 「しかも、上川さんとは5,6本共演させていただいていて。舞台『魔界転生』や『検事・佐方~裁きを望む~』(テレビ朝日系)、ドラマ『沈まぬ太陽』とか、結構一緒になることが多いですね。上川さんは大先輩だけど、今回は“がっぷり四つ”で組まなきゃと思っています」 気合の入れようは、自主稽古にも表れている。 「毎日毎日、朝晩、足が痛くなるくらい歩いているんです。イヤホンをつけてポケットに台本を突っ込んで、真っ暗な公園をうろうろしています。街灯もない公園を歩いているから、危ない人だと思われているかもしれません(笑)」 ーーたしかに、夜中の公園で渡辺さんと遭遇したら驚きます(笑)。 「同じルートでやっていると怖いから、最近はちょっと場所を変えようかなとは思っているんですけど」