6月16日から手取川でアユ釣りが解禁されます。 梅雨入りを前に、能美市内では川が増水したという想定で水難救助訓練が行われました。 消防車のサイレン： 「通報者の方？」 「事故にあったのは何名？」 「2名」 この訓練は、アユ釣りのシーズンを前に能美市消防本部が毎年実施しています。 想定は、川が急に増水し中州と対岸に2人が取り残されたというものです。 通報を受けた消防はまずドローンを飛ばしてどこに取り残されているかや他にも助けを求めている人がいないかなど被害状況を把握しました。 そして、ボートなどを使い迅速に救助していました。 消防隊員： 「歩けます？ゆっくり上りましょう」 能美市によると過去10年で6件の水難事故が起きていて一人が亡くなっています。 事故の半数は釣り人でした。 能美市消防本部中川登志勝消防長： 「川の流れが冷たくなる、濁ったときの異変を感じたらすぐに引き上げるということが大事自分のことは自分で守るということを念頭においてほしい」 消防によりますと、近年、局地的な豪雨が多く、一気に川が増水する恐れがあるためアユ釣りの際はライフジャケットを着用するよう呼びかけています。