相葉雅紀・二宮和也、それぞれ語る長い時間を共にする存在の貴重さ 変化の中でも続く歩み
11月3日、嵐がCDデビュー24周年を迎えた。この日、相葉雅紀は自身がパーソナリティーを務めるラジオ『嵐・相葉雅紀のレコメン!アラシリミックス』(文化放送)に登場。エンディングにて「あれだね、11月3日でCDデビュー日だったんで……」と相葉が記念日について触れると、放送作家の“チカさん”から「丸24年!」と合いの手が入り、「わー、そっかー!」と感慨深い様子でリアクションを見せていた。 【画像】CMに出演する二宮和也 最近では相葉と、“チカさん”、アシスタントの“ねっちさん”の、3人の掛け合いが持ち味となっている同番組。相葉は「みなさんのおかげで24年迎えることができまして。これからも3人、スタッフ共々楽しいラジオをお送りできるように、スクラム組んでやっていきましょうよ!」と気合を入れ直す。 そんな相葉の掛け声に、“チカさん”は思わず「俺、24年前にデビューしてないけどね」と照れ笑い。まるで、24年前のデビューから一緒にいるようなセリフになっているのが、くすぐったかったようだ。とはいえ、同番組も前身番組が2001年スタートと、実に22年の歴史を誇る長寿番組。嵐・相葉雅紀としての歩みにずっと寄り添ってきたといっても過言ではない。「(22年前は)お互いによそよそしかった」とお互いに笑い合う様子も、この長年の付き合いがあればこそだ。
二宮和也、『熱烈的中華飯店』を振り返る
一方、11月5日には、二宮和也もラジオ番組『BAY STORM』(bayfm)で思い出話に花が咲く場面があった。10年前に、二宮が出演したドラマ『熱烈的中華飯店』(フジテレビ系/2003年)のDVDボックスを父親から誕生日プレゼントとしてもらったというメールを読んでもらったというリスナーから、再び10年の時を経てメールが届いた。 ドラマ本編の放送が終わってもなお、バラエティ番組などで中華料理の映像が流れるたびに『熱烈的中華飯店』のサントラが流れてくるなど、長い期間に渡って心を温め続けてくれた作品だったと振り返るリスナー。その言葉に、二宮も「確かにそうなんだよな。それは俺も思ってた。毎回中華料理が流れるたびに『熱烈的中華飯店』のサントラがいつもかかってるなって。ず~っと、いまだにあの曲! 懐かしいな~」と強く共感してみせる。 『熱烈的中華飯店』に出演していた当時、二宮はまだ19歳だった。すると、番組ディレクターの“板橋さん”が「ドラマの楽屋に行って(ラジオの)収録した思い出があります」としみじみ振り返る。そう、この『BAY STORM』も2002年スタートと長い付き合いなのだ。 また二宮は、ドラマの内容が最初は1話で1時間を描く12時間(12話)の物語にしようという話だったのに「早々にそういう話じゃなくなって」と裏話を披露。また「調理場とエントランスと客席の、この3つしかなかったんですよ、芝居場が」と当時の情景を思い出しながら語り、環境が変わらないせいなのか「本当、みんな軒並み体調を崩した(笑)」と今だから明かせる裏話で笑いを誘っていた。 さらに「もっとすごいのが『中華~』撮ってる人が今、月9撮ってるんですよ」と現在、二宮が中谷美紀、大沢たかおとトリプル主演を務めるドラマ『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』(フジテレビ)を演出している鈴木雅之監督について言及。「20年経ってもまだやってるんですよ、どっちも。奇妙奇天烈ですよ。“まだやってんの?”ってお互いに言ってました」と、二宮らしい口調で健闘を称え合ったようだ。 懐かしい話ができる仲間がいるというのは、人生における大きな宝物のひとつだ。長い時間をただ過ごすだけではなく、度々訪れる変化に対しても共に乗り越えて、はじめて振り返ることができる旅の軌跡とも言える。 先日、二宮が独立を発表し、また大きな変化が目の前にやってきた。それでも「この先ずっと僕は嵐がある以上、嵐なので。それは安心していただきたいです」と力強く語っていた二宮の言葉に安堵したファンも多かったことだろう。アイドルとして長く活動することも難しいこの世界で、これだけの長い時間をファンやスタッフと共に過ごしてきた嵐。その歩みはまだまだ続いていく。
佐藤結衣