佐賀東が圧巻5ゴールで快勝!富山一を下し準々決勝に進出
第102回全国高校サッカー選手権の3回戦が1月2日に行われ、佐賀東と富山第一が対戦。佐賀東が5-1で勝利し、準々決勝に進出した。 【フォトギャラリー】佐賀東 vs 富山一 幸先よく先手を取ったのは富山一だ。5分、右サイドからFW9加藤隼也(3年)がロングスローを投げ、DF14山本大心(3年)が競って頭でつなぎ、ゴール前でFW10稲垣禅太郎(3年)がボレーシュート。相手DFにブロックされたが、混戦のなかで跳ね返ったボールがオウンゴールとなった。 先制ゴールを奪った富山一は、佐賀東にボールを保持されるも、5-4-1の守備ブロックを築いて対抗。ボールを奪えば首尾よくカウンターを仕掛け、リトリート主体だが敵陣では前線からハイプレスをかけるシーンもあった。攻守ともに選手間の連動がスムーズで、戦術は機能していた。 一方の佐賀東は、引いて堅陣を築く富山一に対し、焦れずにポゼッションして攻撃の糸口を探る。すると29分、右サイドでボールを奪うと、MF9宮川昇太(3年)がサイドチェンジ。ボールを受けたMF16右近歩夢(3年)は、美しいコントロールショットをゴール右に決めた。 さらに佐賀東が畳みかける。同点弾直後の30分、相手からボールを奪ったFW21宮﨑空夢(3年)がMF7西川葵翔(3年)へ絶妙なスルーパスを供給。MF西川は相手GKとの1対1を冷静に制し、逆転ゴールをマークした。 後半に入ると1点ビハインドの富山一が反撃。厚みのある攻撃を繰り出し、サイドからクロスを上げてゴールを狙う。しかし、相手の堅守を崩しきれない。 対する佐賀東も、すぐさま反転攻勢に出る。50分のCKでは、一度は相手に弾かれたものの、こぼれ球を拾って2次攻撃。MF10江口恭平(3年)のクロスにMF8大島弘賀(2年)が飛び込んだが、決めきれなかった。 だが、このチャンスを機に佐賀東の勢いが増す。53分には、右サイドでスピードを活かしたMF宮川が、対峙したDFを振り切って山なりのクロスを上げる。ゴール前で合わせたFW宮﨑がヘディングシュートでネットを揺らした。 またしても得点直後の55分には、相手GKのファンブルを見逃さなかったMF右近が追加点を奪取。さらに60分には、MF右近が放ったシュートのこぼれ球を詰めた途中出場のFW11最所大星(3年)が5ゴール目をマークした。 終盤は富山一の意地の攻撃を受けたがゴールを許さず、一気呵成に5ゴールを積み上げた佐賀東が快勝。準々決勝に進出した。