マイクロバスのドアに挟まれ、介護施設で送迎の男性死亡 シフトレバー「D」のまま車輪止め外し、柱に衝突…声聞いた同乗の利用者が発見 島根・浜田
3日午後3時45分ごろ、島根県浜田市の介護施設の駐車場で、浜田市の会社員男性(68)が、動き出したマイクロバスのドアに挟まれ、死亡した。運転するバスのシフトレバーをドライブに入れたまま降車し、車輪止めを外したのが原因。死因は骨盤骨折による出血性ショック。 浜田署によると、男性は介護施設の利用者1人を乗せてバスを発進させようとした際、車輪止めの外し忘れに気づき、シフトレバーをドライブにしたまま降車。運転席側の右前輪の車輪止めを外したところ、バスが動き出し、開いた状態だった運転席のドアが施設の柱に衝突。閉まろうとするドアと車体の間に挟まったという。 バスの利用者が外で声が聞こえたのに気づき、挟まった男性を発見。施設を通じて浜田署に通報した。男性は腰を強く打ち、意識はあったが、その後容態が悪化し、搬送先の病院で死亡が確認された。 男性が勤務する会社は、施設から利用者の送迎業務などを受託しているという。