パリ五輪サッカー男子日本代表に選ばれ、記者会見する（右から）細谷、関根

　日本サッカー協会（ＪＦＡ）は３日、パリ五輪の男子日本代表１８人を発表した。首都圏のクラブに所属する６人が合同で会見し、抱負を述べた。 　柏に所属するＤＦ関根大輝とＦＷ細谷真大は、ともにクラブハウスでＹｏｕＴｕｂｅの配信を見ていた。「本当は一緒に見ようと思っていた」（関根）が、細谷が練習後のケアへ。発表のタイミングとなった。 　関根は「一緒に見られなくて、発表されたちょっと後にロッカーに来てくれて。２人で喜んでました」とはにかんだ。細谷も「セキ（関根）の元に行って一緒に喜んだ」と笑顔を見せた。 　年齢制限のないオーバーエージ（ＯＡ）は選出されず、全員が２３歳以下の１８人で挑む。関根は「僕たちはＵ―２３の選手たちだけでアジアカップに優勝したという自信もあるし、特に気にしていない」とし、細谷も「特に気にしてはいない。自分たちを信じてやれば、いい結果がついてくる」と頼もしかった。 　アジア制覇から１カ月半。細谷は「課題として出たのは決定力。パリで同じような結果を出さないように取り組んで行ければ」と得点量産を誓った。関根はクロスに自信を深めた一方、クロス対応に課題を感じたといい「チームに帰ってからも取り組んできたので、そこは改善されてきてるのかな」と成長を証明する。