マイコプラズマ肺炎が子どもを中心に流行 大分県内、1医療機関当たりの感染者が過去最多
マイコプラズマ肺炎が子どもを中心に流行している。大分県の発表によると、県内の小児科医療機関36カ所から17日までの1週間に報告のあった感染者数は計468人で、前週から1・5倍に増えた。1医療機関当たり13・0人となり、県が調査を始めた2005年以降の過去最多を更新して初めて10人を超えた。 県健康政策・感染症対策課によると、患者は6~9歳の小学生を中心に、中学生にも広まっている。保健所管内別では大分市が特に多く、1医療機関当たり30・82人。 マイコプラズマ肺炎は、飛沫(ひまつ)や接触でうつる呼吸器感染症。潜伏期間が2~3週間と長く、発熱や頭痛、倦怠(けんたい)感などの症状が出る。解熱後も3~4週間ほどせきが続くのが特徴。まれに重症化する。 同課は「冬場はインフルエンザや新型コロナウイルスといった感染症も流行しやすくなる。手洗いや状況に応じたマスクの着用に加え、体力をつけるためにも食事をしっかり取ってほしい」と話した。