Googleがビジネス向けアプリ「Vids」を発表…AIで簡単に動画作成&スプレッドシートなどの連携も可能
◆Google Vidsとは?
Googleは新たなビジネス向け動画作成ツール「Google Vids」を発表しました。 動画の編集、画面構成、ライティング、ナレーションなど、動画作成に必要なツールが1つにまとまったウェブツールであり、ウェブブラウザからアクセスして使用することが可能です。
◆Google Vidsの機能概要
Google Vidsでは、AIが簡単に編集できるストーリーボードを生成し、ユーザーに対して動画スタイルを提案してくれます。ユーザーがスタイルを選択すると、ストックビデオや画像、BGMを組み合わせて、提案されたシーンに沿ったドラフトを作成してくれます。 Google Vidsを紹介するムービーによると、動画作成のフローは以下のようになっています。
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Google Docs(ドキュメント)、Slides(スライド)、Sheets(スプレッドシート)などのGoogle Workspaceアプリと連携して、資料やプレゼンテーションを動画に取り込むことができます。 ブラウザから操作するクラウド形式であるため、他のユーザーと共同で編集作業を行うことが可能です。
◆Google Vidsの目的は?
AIによる動画生成ツールでは、他にもOpenAIによるSoraが2024年2月に発表されています。こちらは人物や背景などを文章で指示すると、複数の人物や特定の動き、対象と背景の正確な詳細を組み合わせた複雑な動画(最長1分)を生成できます。 非常に有望なツールではありますが、現状ではビジネス向けの仕様とは見られていません。 一方、Google Vidsは製品プロモーションや研修動画などの作成を目的としており、動画生成AIの中でもビジネスツールという立ち位置で提供されると考えられます。実際、Google Vidsはビジネス用グループウェアであるGoogle Workspaceから利用可能になる予定です。