県原子力防災アプリに不具合 重大事故時の円滑避難に導入したのに…肝心の登録情報消える 県「再発防止へ原因究明」
鹿児島県は17日、九州電力川内原発(薩摩川内市)の重大事故時の避難円滑化を目的に運用している原子力防災アプリについて、氏名や生年月日などの登録者情報が消える不具合を数件確認したと発表した。 南海トラフ巨大地震…現実味を突きつけられた太平洋沿岸部 学校や自治体、津波避難の見直し進む 鹿児島県内
県原子力対策課によると13日、「登録者情報が表示されない」などと利用者から数件連絡があった。アプリを開発、運用する富士通Japan側にはデータが残っているが、利用者のスマートフォンでは消えていた。原因は調査中で情報漏えいは確認されていないとしている。改めて情報を入力すると、これまで通り使える。 アプリは2022年4月に運用開始。避難車両の乗車や避難所に入る際にQRコードを示すと手続きが完了する仕組み。16日現在のダウンロード数は1万501件、そのうち個人情報の登録は3740件。同課の岩元慎二課長は「再発防止のため原因究明に努めたい」と話した。
南日本新聞 | 鹿児島
【関連記事】
- 南海トラフ巨大地震…現実味を突きつけられた太平洋沿岸部 学校や自治体、津波避難の見直し進む 鹿児島県内
- 日本で生活しようと思うんだ…軍人装いSNSで接近、親近感抱かせ310万円だまし取る…ロマンス詐欺・受け子役の女を容疑で逮捕 鹿児島県警
- 飲み会帰り、タクシー減って困ってない? 目的地近い客同士、アプリで集まり相乗り帰宅 割り勘計算はAIにおまかせ 鹿児島市で10月から実証実験
- スマホアプリで街中のポイ捨て一掃?! ごみの量と種類をAIが自動解析、地図上に可視化 効率的な清掃へ活用期待 鹿大研究グループが開発
- 「夜遅すぎる連絡に困ってます」…手軽なLINEメッセージ、あなたは何時まで許せる? いま時の「常識」100人に聞きました #こちら373