玉野・深山公園の木製遊具壊れ男性骨折 市管理の全公園で緊急点検へ
岡山県玉野市は9日、同市田井の深山公園で腐食した木製の遊具が壊れ、家族連れで遊んでいた30代男性が骨折したと発表した。市は事故のあった遊具を使用禁止にし、木製遊具がある市管理の全ての公園で緊急点検を行う。 破損したのは園内の「わんぱく広場」にあるアスレチック遊具で、木製の柱(高さ約50センチ、13・5センチ四方)の上に乗って遊ぶ。8日午前11時半ごろ、男性が柱に乗ったところ根元から折れ、転倒して左肘を骨折した。手術を予定しているという。一緒に遊んでいた子どもは無事だった。 市によると遊具は1994年ごろ設置。昨年10月に点検し、ぐらつきが指摘された箇所は撤去したが、事故のあった柱は一部が腐食していたものの、ぐらつきがなかったため、一般開放していた。 市都市計画課は「けがをされた方には大変申し訳ない。今後安全管理を十分行い、再発防止に努めたい」としている。