『みかん缶シロップ』に『ホットケーキ』 「めっちゃ気になる」と話題の紙パック飲料、続々発売のワケ
■再現性の高い味づくりを目指した『ホットケーキ紅茶ラテ』
さらに、今月話題となった紙パック飲料が『リプトン ホットケーキ紅茶ラテ』。こちらも発売後には、SNSで「味の想像がつかない」、「気になる」などの意見とともに、「ホットケーキと紅茶を一緒に味わえる不思議な味」といった、今までなかったフレーバーに衝撃を受けているコメントなどが多数投稿され、話題となりました。 この商品について、森永乳業のマーケティング担当者は「元々、自分がホットケーキを食べるときに紅茶を飲んでいて、非常に相性が良いなと感じていました。今回、森永製菓株式会社とコラボさせていただくことになり、“相性の良いホットケーキ(森永ホットケーキミックス)と紅茶(リプトンのミルクティー)をもっと気軽に楽しめるように一緒にしてみたらどうなるだろう…?”という発想から、こちらの商品が生まれました」と、新たなフレーバー誕生のきっかけを明かしました。 また、こだわった点については「『森永ホットケーキ』の味の再現性にこだわりました。商品の味を検討する研究部門に、何枚もホットケーキを焼いてもらい、試食と商品の試作を重ねて、再現性の高い味づくりを目指しました。バター感を増やしたり、メープルシロップ特有のまったりとした濃厚な甘さを表現したり、ベイクド感を出したりと、何度も試製を行って出来た」と明かし、「最終的に、研究部門の担当者はホットケーキを焼くのがものすごく上手になっていました」と、ホットケーキの味を再現するため試行錯誤した結果、新たな特技も生まれたと開発秘話を明かしてくれました。
■一風変わったフレーバーの飲料が発売されるワケ
今回話題となった商品だけでなく、これまでも一風変わったフレーバーの飲み物が発売されてきました。例えば、森永乳業では『チョコボール紅茶ラテ』や、『DARS紅茶ラテ』など森永製菓とコラボした商品や、『れん乳ミルクティー』、『森永牛乳プリン紅茶ラテ』といった自社製品とのコラボ商品。さらに、社内外ともに好評だったというのが『爽快ミントミルクティー』だそうで、「チョコレートは使用しておりませんが、チョコミントを愛好されている“チョコミン党”の方々を中心に大変ご好評いただいた」と自信をのぞかせました。 こうした商品のアイデアが生まれるきっかけについて、担当者は「週末に街を歩いていて食品や飲料を見かけた際に、“これを紅茶と掛け合わせたらどうなるだろう”と想像して、商品のアイデアを思いつくこともあります」とフレーバーが誕生するきっかけを明かし、「なるべく“面白い、気になる”と思っていただけるようなミルクティーを開発しています。また、いつもリプトン商品をご愛飲いただいている方にも、新しい紅茶の楽しみ方をご提供できればと考えています」と、商品開発への思いを語りました。