宮田莉朋、僚友マローニとは「すごく良い関係」…F2で戦い“夢”を再認識「F1に行きたい思いは変わっていない」|WEDNESDAY F1 TIME
今季F2で戦っている宮田莉朋が、今後の目標について語っている。インタビューの中で、ロダン・モータースポーツの僚友であるゼイン・マローニとの関係についても言及した。宮田にとって現在のチーム環境は「やりやすい状況」とのことだ。 【動画】宮田莉朋、僚友F2ポイントリーダーのマローニとは「バチバチな感じになると思った」と語るも、実は良好な関係 マローニはF2において2年目を迎えており、今季は第1ラウンドのバーレーンで、レース1、レース2と連勝を飾った。スプリントがリバースグリッド制となるF2において、スプリントとフィーチャーレース、両方で頂点に立つのは至難の業とも言えるが、それを今季初戦からマローニは達成。第3ラウンド終了時点で62ポイントを稼ぎ、マローニはF2のドライバーズランキングで単独トップに立っている。 宮田莉朋は『DAZN』の『WEDNESDAY F1 Time #12』にリモート出演。番組MCのサッシャ氏、解説を務める中野信治氏が、宮田の現状について聞いた。
サッシャ氏が“なかなか強力なチームメイトですね”と現在F2ポイントリーダーのマローニについて尋ねると、カリブ海バルバドス出身のドライバーはとても協力的な僚友だと宮田は述べている。 「そうですね。(マローニはF2で)2年目という経験もありますし。なんか僕、ヨーロッパの(コンペティションにおける)ドライバーってバチバチな感じになると思ったんですよ。(チーム内で)情報共有をしたくない選手もいたりとか。ゼインは全然それがなくて。お互いに良くなろうとしてくれる」 「レースも結構フェアにやってくれるんで、すごく良い関係でレースができている。僕としては本当にやりやすい状況でやっています」
若いドライバーがF1昇格を目指してガツガツ競うコンペティションということもあり、サッシャ氏が“(F2って)とんでもないところから突っ込んでくるな、という印象があったんですけどそれはありますか?”と問うと、宮田は「ありますね」と即答。 「フリー走行とか、僕が別に邪魔をしたわけでもないのに、なんか怒られたり」 「その怒っている選手に“こっちが邪魔されたんだけど”って言うと、なんか“知らねえよ”って言われるし。温度差が激しいですね」 中野信治氏は宮田に対して“(ヨーロッパは)謝らない文化なんで、あまり気にしないことですよ。海外ってそういうものなんで。自分のペースでやるのが一番良いと思う。チームメイトについて今聞いた感じだと、そういうタイプだとやりやすいと思う。(マローニは)速さもあるし、そういった意味で2人で高め合いながら成績を残していくっていう部分ではすごくいいと思う”と助言している。