絵本「100かいだてのいえ」の世界が飛び出した 段ボールで花の部屋や氷の部屋…思い思いに表現
塩尻市に作者を招き講座
絵本「100かいだてのいえ」シリーズの作者いわいとしおさん(61)=静岡県伊東市=を招き、段ボールで家を作る講座が21日、塩尻市の市民交流センターえんぱーくで開かれた。市内の園児や小学生ら計43人と保護者も参加。段ボール箱に思い思いの絵を描いて重ね、絵本の世界のような家を完成させた。 【写真】卵150個で直径90センチ…絵本「ぐりとぐら」の巨大カステラ作ってみた
市立図書館が主催した。絵本は100階建ての家を、動物たちが住む部屋を通りながらてっぺんまで上っていく物語。参加者は花がたくさん咲く部屋や海の中の部屋、ペンギンやシロクマが暮らす氷の部屋などをマーカーやクレヨンで色とりどりに描いた。それぞれの作品を6~9個積み重ね、一つの大きな家にした。ドアや窓も作り、カッターで切って開くように工夫した。 大きな木を描いてクワガタが住む部屋を作った同市吉田小学校2年の林大智君(8)は「絵本に出てくるような家を作れて楽しかった」。いわいさんは「どれもユニークでかわいらしい。子どもの発想にはかなわないですね」と感心していた。