富樫勇樹がさらなる成長誓う「“五輪金メダル”と目標で言えるような日本代表に」
8月28日、バスケットボール男子日本代表の富樫勇樹(千葉ジェッツ)が初プロデュースしたクロスカルチャーイベント『UNAVERAGE FES.(アンアベレージフェス)』が横浜BUNTAIで開催された。 【写真】CONS VICBOUNDを履いた富樫の全身ブラックコーデ この日は、バスケ界から河村勇輝や髙田真希、パリ2024オリンピックで金メダルに輝いた体操男子日本代表の萱和磨、谷川航、女子レスリングの鏡優翔、藤波朱理らオリンピアンをはじめ、インフルエンサーのともやん、歌手の木村カエラら、各界で活躍するスターたちが一同に集結。バスケや音楽を通じて、横浜BUNTAIに駆けつけたファンたちと触れ合った。 プロデューサーとして楽屋挨拶、トークコーナーのMCなど、慣れない役回りもこなしていた富樫は、他競技のトップアスリートたちとの交流も楽しみながら、イベント内で精力的なプレーを見せていたバスケ少年の挑戦を称えるなど笑顔。イベント後のメディア取材では、「バスケと音楽は近いところにあると思っていたので、こういうチャンスをいただいてうれしく思います。会場のみなさんと触れ合うことができたこと、今日はバスケットのファンの方々が多かったと思いますけど、体操やレスリングなどいろいろなところに興味を持っていただけるとうれしいです」と語り、来年以降の開催にも意欲も示した。 自身2度目の出場となったオリンピックは、前回の東京大会と同じく3連敗。それでも格上のフランス代表をあと一歩まで追い詰めるなど手応えもつかんだ。富樫は「3連敗という厳しい結果でしたけど、東京、パリとプレーさせていただいて、成長は感じられたと思う。これからの日本バスケ界のレベルアップが楽しみ。僕ももちろん(代表に)関わっていく可能性はあるし、最後かもしれないけど、現役でいる限りは常に高い目標を持ってやっていきたい。日本バスケットボール界の未来はすごく明るいと思います」と言葉を続けた。 また、昨年のワールドカップ、今年のオリンピックと、日本代表のキャプテンとして臨んだ2大国際大会を終え、あらためて今後の目標を問われると、「自分の中で大きな目標だったものが終わってしまい、今は次のシーズンへ向けて準備する段階」とコメント。「渡邊雄太選手が(千葉ジェッツに)入ってきて、Bリーグが盛り上がると思うので、一緒に盛り上げていきたいなと思いますし、選手として常に向上する気持ちを持ってやっていきたいです。『オリンピックで金メダルをとる』と目標で言えるような日本代表になっていきたいと思います」と、金メダリストに触発されるように、さらなる高みを見据えた。
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