トーナメント1回戦のカード発表。前王者・和島大海がオランダの“美しい人狼”を迎撃。現王者オウヤンは“ブレーメンの暗殺隊”と対戦【K-1】
「K-1 WORLD MAX」(3月20日、東京・国立代々木競技場第一体育館)に関する会見が3月5日、都内で行われ、-70kg世界最強決定トーナメントである「K-1 WORLD MAX 2024」の1回戦のカードが発表された。 トーナメントは今大会で1回戦を行い、大会翌日に勝ち残った選手による決勝トーナメントの組み合わせ抽選を開催。決勝トーナメントは7月7日に国立代々木競技場第二体育館で開催される大会で行われる。 前K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者の和島大海(月心会チーム侍)は“美しい人狼”の異名を持つ元Enfusionライト級(-70kg)王者のダリル・フェルドンク(オランダ/Fight Team Ringer)と対戦。また和島から王座を奪った現王者のオウヤン・フェン(中国/天津阿福ファイトクラブ/CFP)はWKUでキックとムエタイの世界王座をスーパーウェルター級とミドル級でそれぞれ獲得している“ブレーメンの暗殺隊”パスカル・シュロス(ドイツ/Martial Arts Academy)と対戦する。 参戦が予定されていたジョーダン・ピケオー(オランダ/Mike’s Gym)がアキレス腱断裂、ヴァシリ・セメノフ(ロシア/Archangel Michael)が右手人差し指の中手骨の骨折のため欠場。代わりに璃久(HIGHSPEED GYM)とカスペル・ムジンスキ(ポーランド/Armia Polkowice)が出場することが発表された。
トーナメントは当初は16選手が参戦し、1回戦8試合が行われる予定だったのだが、この日は14選手による7試合の発表にとどまった。決勝トーナメントに進出する残る1枠については「ワイルドカード」とし、主催者推薦による選手が参戦する。 ワイルドカードについてK-1のカルロス菊田プロデューサーは「トーナメントの質を最大限に高めるためにこのワイルドカードを設定した。誰を選ぶのか、ファンの皆さんの期待に応えられるように最後まで粘り強く交渉を続けていきたい。このトーナメントを面白くしてくれる選手を日本人外国人にこだわらずに選手の選択をしていきたい」などと語った。 アドバイザーを務めるK-1の創始者である正道会館の石井和義館長がかねてからK-1 WORLD GPウェルター級王者の野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)にラブコールを送っているのだが、カルロス氏は「今後も可能性は排除しない。一寸先はハプニングですので、最高に面白いトーナメントになるように最大限努力していきたい」と交渉を続けていく構え。ワイルドカードで出場する選手の選考基準については「現状、交渉が進行していることもある。ファンの皆さんの期待の声もSNS等にたくさん来ている。そういうことを考えながら、3月20日の結果を踏まえて、ベストの選手を選択していきたい。サプライズの可能性も排除しない」と思わぬ選手の出場の可能性についても口にした。
【関連記事】
- トーナメント1回戦のカード発表。前王者・和島大海がオランダの“美しい人狼”を迎撃。現王者オウヤンは“ブレーメンの暗殺隊”と対戦【K-1】
- ピケオーに代わって緊急参戦の璃久「みんなが“場違いだな”と思っている。失うものは何もない。決勝で和島さんと」【K-1】
- デビュー戦でトーナメント出場の元ボクシング王者・中島玲「僕にローキックは多分当たらない。今までのボクサーとは全く違う」と自信【K-1】
- 石井館長が「“強い選手とやりたい”と言っているので」と-70kgトーナメントへの海人の出場を熱望【K-1】
- ぱんちゃん璃奈と平岡琴が対戦。平岡は「守られてきた無敗の王者」とばっさり。石井館長もぱんちゃん初黒星の可能性を示唆【K-1】