国内最大級の海保測量船「平洋」が九州初公開 東シナ海や日本海の海底地形調査 鹿児島港
海上保安庁の国内最大級の測量船「平洋」(4000トン)が、鹿児島市の鹿児島港本港区北ふ頭で九州初公開された。来場者は水深や海底地形などのデータを調査する測量船の搭載機器やその機能を学んだ。 【写真】搭載機器の説明を受ける来場者=鹿児島市の鹿児島港本港区北ふ頭
平洋は全国で15隻ある海保の測量船の中でも海底地形調査に強みを持ち、主に東シナ海や日本海で調査している。1月28日公開され、来場者は、海底近くを潜航して撮影できる自律型潜水調査機器や、360度プロペラを旋回して航行位置を微調整できるアジマススラスタなどの最新鋭機器に見入っていた。 船内では、実際のデータを基に完成した種子島沖の海図も公開された。西之表市出身の男性(16)=鹿児島市=は「地元の海底の深さや地形が細かく記されていてすごかった」と興味津々だった。
南日本新聞 | 鹿児島