外国人対象の「せんべろ・角打ち飲み歩きツアー」 大曽根エリアで実施 インバウンド需要拡大に向けた実証実験 名古屋市・大曽根エリア
不動産賃貸業を手がける合資会社ミートが、名古屋市が主催するまちづくりプログラム「Poc up スクール NAGOYA」の社会実証として、在住外国人を対象とした「せんべろ・角打ち飲み歩きツアー」を11月10日に行います。 当日は所要時間2時間のツアーを3回実施。国内在住の外国人12人が参加し、“千円”あれば“べろべろ”に酔える飲み屋「せんべろ」や、購入した酒を店内でそのまま飲める酒屋「角打ち」の店舗を5人1組で客として回りながら、町の雰囲気や飲み歩きを楽しみます。ツアー終了後には、参加者同士の交流も予定。ツアーを通じて"日本の文化を感じることができたのか"、"言語の壁はクリアできるのか"などを検証するということです。
愛知県では、2026年に開催予定の「アジア・アジアパラ競技大会」などにより、今後インバウンド需要の拡大が見込まれています。 同社は、名古屋駅から約20分という立地でありながらインバウンド向けの取り組みがあまり行われていない大曽根エリアに注目し、海外富裕層向け民泊施設の開業を計画。大曽根には「せんべろ」「角打ち」の店舗が複数あり、徒歩で渡り歩くことができることが魅力の一つとなっていることから、外国人観光客が楽しめるローカルコンテンツづくりの第一弾として、ツアーを企画したということです。 今後も外国人観光客を対象としたローカルツアーや体験プログラムが計画されていて、「地域の魅力を第三者の視点(外国人観光客)から再発見していく仕掛けを作りながら、大曽根エリアと外国人観光客に好影響が出せるような協力関係の構築を目指す」としています。