<衆院選>今回から”区割り変更” 大幅に範囲が広くなった「宮城4区」 前職2人と新人2人の訴え
佐藤雄一候補(維新・新) 「若者世代・現役世代に徹底投資をする。今までの悪い流れを断ち切る」 4区で最年少の45歳、日本維新の会・新人の佐藤雄一候補(45)。 石巻市河南地区を地盤に、石巻市議を6年半務めた。 佐藤候補の地元では、少子高齢化が進んでいる。 少子化対策は地方議会では解決できないとして、今回初めて国政にチャレンジした。 佐藤雄一候補 「一つの自治体が少子化をどうすっぺと考えても、なかなか結果が出ない。国策として政策を打ってしっかりやっていかなければいけない」 佐藤候補は、消費税や所得税などの減税に加え、教育無償化などで現役世代の所得を増やすことで少子化に歯止めをかけると主張している。 佐藤雄一候補 「現役世代に、徹底投資をする。これは高齢者を蔑ろにするものではなく、若い人が元気になれば高齢者を支えることができる」 「若者の給与明細を見てもらえばわかるが、働いている人は結構な金額を引かれている。国の予算の結構な額が、高齢者の社会保障費や医療費に消えている。そういうところを見直して、若者世代に徹底的に支援してしていくと将来(若い世代が)高齢になった時よい循環が出来ていると良い」
安住淳候補(立憲・前) 「今回は皆さんが自民党にお灸をすえる番、そう思いませんか、そうすれば自民党もよくなる」 立憲民主党・前職の安住淳候補(62)。 旧民主党政権では財務大臣として東日本大震災の復興予算を策定。 その後、立憲民主党の国会対策委員長として、与党との国会運営の交渉役を担ってきた。 牡鹿半島出身で、父は旧牡鹿町長。NHK政治記者を経て34歳で政界に。 石巻圏の労働組合をはじめ、農業・水産業など保守層にも浸透し、旧5区では9回連続当選と自民候補を寄せ付けなかった。 安住候補は、若い世代の人口流出が進む中、外国人の労働者を積極的に受け入れることで地域の活性化し社会保障の維持を図ると訴えている。 安住淳候補 「思い切って就労者だけに限らず、外国の人に家族ごと来てもらって、積極的に地域コミュニティに入ってもらう。明治維新や戦後と同等の第三の開国をして、優秀な技術者に住んでもらえる街に変えていきたい」 今回、”区割り変更”で富谷や多賀城など仙台のベッドタウンまで選挙区が広がった。 安住淳候補 「初心に帰ったつもりでやらないととても厳しい選挙だから頑張る」 塩釜の住宅地での安住淳候補)皆さん安住淳です、初めまして ”区割り変更”対策として、この2年間各集落を訪ね歩き、選挙区すべての市町村に後援会を設立。盤石の体制で臨んだ選挙戦では、自然と支持者に囲まれ手ごたえを感じている様子だ。 安住淳候補 「一緒に運動したから、和が広がった。選挙というのは色んな人と出会いが楽しい。勝敗も気になるけど、色んな人との出会いを楽しみにしている」 10月27日の投開票まで、残りわずか。4人の候補者は、訴えを続けるー。