「名二環」の集中工事に潜入!アスファルト舗装に隠された秘密とは
「名港西大橋」は「名二環」の予定だった?「名二環」が環状ではない理由とは
続いて2人が訪れたのは、愛知県名古屋市の名古屋港。松村さんが「『名二環』を語る上で欠かせない」と言う場所へ向かいます。 「名二環」は環状になっていない不可思議な構造をしており、名古屋港のあたりから「伊勢湾岸道(=伊勢湾岸自動車道)」に合流しています。 「名古屋港に架かる橋に注目すれば、円になっていない理由がわかる」と松村さんが案内してくれたのは、名港中央ICから飛島ICを結ぶ「名港西大橋」。 (道マニア・松村真人さん) 「橋の裏を見ると、(上り線と下り線では)構造や幅が違う」 高速道路「伊勢湾岸道」の「名港西大橋」は上り線と下り線で分離しており、上り線はもともと「名二環」になる予定で建設され、1985年に開通。下り線は、「伊勢湾岸道」の規格で造られ1998年に開通しました。 (道マニア・松村真人さん) 「『名二環』の建設が凍結している間に『伊勢湾岸道』ができ、『名二環』のつながっていない部分は『伊勢湾岸道』になった」 当初、「名二環」はその名の通り環状になる予定でしたが、一部の反対運動の影響などもあり工事は中断。 名古屋の発展による物流量増加に対応するため、「名港西大橋」を一足先に開通させましたが、「名二環」の工事が中断している間に、「名港西大橋」は「伊勢湾岸道」の一部に組み込まれ、その後下り線も建設されました。 5月14日(火)午後11時56分放送 CBCテレビ「道との遭遇」より
CBCテレビ