「季刊あおもりのき」日本地域コンテンツ大賞で優秀賞 2020年創刊、編集は夫婦で二人三脚
全国の地域密着型メディアのクオリティーや読者の支持を審査する「日本地域コンテンツ大賞2024」で、青森市の出版社「ものの芽舎」の雑誌「季刊あおもりのき」が優秀賞に輝いた。同社代表の佐藤史隆さん(51)は「初応募で選んでもらえて驚いた。今後の励みになる」と喜びを語った。 日本地域コンテンツ大賞は、一般社団法人日本地域コンテンツ振興協会主催。今年で14回目の開催で、応募総数は535媒体。特別審査員として建築家の隈研吾さんらを招き、隈研吾特別賞のうち、特別賞(1媒体)に次ぐ優秀賞(3媒体)の一つとして「季刊あおもりのき」が選ばれた。 「季刊あおもりのき」は2020年に創刊。青森ねぶた祭など県内の文化や歴史をテーマに、佐藤さんと妻のあい佳さん(43)が二人三脚で作ってきた。10月28日に東京都内で開かれた授賞式に2人は参加。あい佳さんは「自分たちと同じように少人数で雑誌をつくり上げている人がいた。(地域のために情報発信する)仲間が全国にいると思えて刺激になった」と話した。 今年の大賞は、石川県の能登編集部による地産地消文化情報誌「能登」だった。