♥さゆりさんがファンからもらった「じゃがりこ」がコロッケとポテサラに大変身!作りながら感じる多くの方へのありがたみ
夫婦で漫才をしている「かつみ♥さゆり」さん。夫のかつみさんは借金王として知られ、結婚当初からなんと1億7000万円もの借金が。極貧生活を支えたのは、「少しでもかつみ♥さんに美味しいものを食べてほしい」という、♥さゆりさんの愛情あふれる「超節約ごはん」だった…! 【写真】お料理中のさゆりさんが可愛すぎる!撮影はかつみさん 今回は発売中の書籍「♥さゆり流 愛の節約ごはん」の中から特に印象的なレシピを、笑って泣けるエピソードと共に紹介します。 ■いつも「じゃがりこ」をくれるファンから始まった、謎のお約束 こんな私にも生放送終わりに、局の前で待っていてくださるファンの方がいまして。その中にいつも「じゃがりこ」をくださる方がいらっしゃって、武藤さんとおっしゃるのですが、私は感謝を込めて“じゃがりこちゃん”と呼ばせていただいています。この方がきっかけで、ほかの方からもいただくようになったんです。おそらく、もらった時に私が喜んで「めっちゃ助かる!」と言ったから、純粋に好きなんだろうと思われたんだと思いますが、実はお料理に使っていました。今回使った「じゃがりこ」も、そんなファンの方にいただいたものです(笑)。 ■「じゃがりこ」で作るコロッケのタネに、老舗の味をプラス! お料理名は「じゃがりコロッケ」で、昔からそう呼んでいます。まず、「じゃがりこ」はマッシュ状につぶしていくんですけど、こんな簡単なことなくないですか? この時、様子を見つつ、水分量を多めにするとコロッケがおいしくなります。一番使いやすいお味は定番のサラダですが、最近はいろいろな種類があるので、それによって具と味が変わって面白いです。 天下のカルビーさんのお味なので、間違いなしの失敗なしです!プラス私はそこに、調味料を少々加えています。大阪にすっごくコロッケが有名な中村屋さんというお店があって、初めて食べた時はあまりのおいしさにびっくりしました。ちょっと甘くて、ソースをつけなくてもそのままでおいしいんです。それで、その中村屋さんの甘みに近づけたいので、マッシュにしたタネにちょっとのお砂糖と顆粒コンソメを入れるんです。かつみさんははっきりした味が好きなので、しっかりめの味つけになってます。 ■めんどくさいから生まれた、ヘルシーでお手軽な独自の〝衣〟 ここからがポイントなんですが、衣をつける工程ってめんどくさいじゃないですか。それと私は美容にもこだわっているので、油で揚げずにうすあげを使うんです。半分にカットして、いなり寿司の要領で中に「じゃがりこ」で作ったタネを入れるんですけど、この時にうすあげをクルッとひっくり返して、油の面を内側にするんです。 なぜそうしたのかは昔過ぎて自分でも覚えてないんですけど、もしかしたら、表バージョンもやってみて、結果的にこっちの方が好きだったから、裏表が定番になったのかもしれません。これを少量の油で焼くと中はジューシー、外はカリッとになるんですよ。端っこのところがカリカリになって、そこもおいしいですよ! じゃがりこ1個分でもお腹にがっつり来るのですが、たまに2個分作ることがあり、タネが残ることも。それはポテサラにします。新たに編み出した技で作ったら、めちゃくちゃおいしかったので聞いてください! ■にんじんのグラッセを作った時のアレが、いつものポテサラの旨みを増大 コロッケに添えるにんじんのグラッセ。これも作るのは簡単で、バンバンバーンと切ったにんじんを耐熱容器に入れて、そこにバターと砂糖を加えて4分レンジでチンするだけなんですけど、その時、耐熱容器にバターと砂糖とにんじんの旨みが出たお汁が残るんです。そこにコロッケのタネの残りを入れて混ぜるとグラッセの甘い味がうつって、よりおいしくなったんです。それにきゅうりとにんじんを切ったものを放り込んで、マヨネーズを入れたら、いつも以上においしいポテサラができました! ポテサラこそ、「じゃがりこ」で作るべきですよね。絶対ラクですから! 「じゃがりこ」で作ったポテサラの完成品を食卓に出すと、かつみさんは「じゃがりこ」製とは気づきません。安定の“かつみさんはわからない”シリーズの一つです。「今日のやつ、おいしいなー」って言ってましたけど、そりゃそうよ。元はカルビーさんのお味だもの(笑)。 ■「じゃがりコロッケ」を作りながら感じる、多くの方へのありがたみ 「じゃがりコロッケ」を作り始めたのは“じゃがりこちゃん”にもらうようになってからなので、2000年以降なのは間違いないですが、いつからかは正確に覚えてないです。「じゃがりこ」って楽屋のケータリングにある率がすごく高いので、ある場合はいただいて帰るので、家に「じゃがりこ」があることが多いんですよ(笑)。 今回はこの場をお借りして感謝の言葉を……。いつも「じゃがりこ」をくださるファンの皆さま、そしてケータリングを用意してくださるスタッフの皆さま。私とかつみさんは、皆さまのおかげで生きています!私たちの食生活を支えていただき、本当にありがとうございます!おかげさまで、今はきゅうりやにんじんも入れられるようになりました。本当に幸せです~! Web連載で料理の写真を撮るようになって、今はこんなに彩りを加えた食事ができるようになったことに気づき、「本当に感謝やな~」とかつみさんと話しています。写真を撮るから、変化していることを実感できるんですよね。昔はお料理に色がないぶん、折り紙で鶴をつがいで作って食卓に置いてみたりしていたんですけど、今はお料理そのものに赤や緑などの食材が入れられる。借金を返済しながら安定した生活を送れているのは、皆さまのおかげです。本当に感謝、感謝です! ■じゃがりコロッケ 材料 好みの味のじゃがりこ お湯 砂糖 お好みの野菜 顆粒コンソメ うすあげ オリーブ油 ※材料はすべて目分量 作り方 ①じゃがりこにお湯をそそいでつぶす じゃがりこを耐熱容器に移し替えてお湯をそそいで、スプーンでつぶす。少しやわらかめがおすすめ。 ②味つけ 砂糖と顆粒コンソメを少々入れて、混ぜる。 ③うすあげで包んで焼く うすあげを半分に切り、裏返す。②をつめて爪楊枝でとめ、オリーブ油を熱したフライパンでこんがり焼いたらできあがり。ブロッコリーなどお好みの野菜を添えても。 ■じゃがりこポテサラ 材料 じゃがりコロッケのタネ きゅうり にんじん マヨネーズ ※材料はすべて目分量 作り方 余ったじゃがりコロッケのタネに、薄切りにしたきゅうりとにんじん、マヨネーズを加えて混ぜるだけ。にんじんグラッセを使った耐熱容器を使うと、甘い味がうつりおいしい! ■にんじんのグラッセ 材料 にんじん 砂糖 バター 作り方 棒状に切ったにんじんと砂糖、バターを耐熱容器に入れ、電子レンジで4分加熱したら完成。 借金生活から生まれたお財布と体に優しいレシピが満載の書籍「♥さゆり流 愛の節約ごはん」は絶賛発売中!