＜同大・近大＞先発した同大・高木（撮影・中辻　颯太）

　◇関西学生野球春季リーグ第3節3回戦　同大2―0近大（2024年4月22日　ほっともっと） 　同大が近大との3回戦を2―0で制して今節を2勝1分けとし、昨春王者から勝ち点を奪った。これで6試合で4勝2分けと無敗を保ち、勝ち点2として単独首位を維持した。 　堅首は投手陣の奮闘に支えられている。先発左腕の高木寛斗（4年）が6回2/3を被安打2、無失点に抑えるなど、計3投手が登板して零封リレーを完成させた。 　高木は先発した1回戦の5回1/3無失点に続き、今節計12イニング無失点で勝ち点奪取に貢献。「ボール球が多くて苦しい場面も多かったけど、粘ることができた。1戦目は直球中心に押したので、今日は変化球中心で攻めようと思っていた。相手が直球を張っているところを変化球で崩せたのがよかったと思います」と胸を張った。 　チームは今節の計29イニングで2失点。花野巧監督は「今日は高木がよく投げてくれました」とたたえた。 　小林誠司（現巨人）らが果たした2011年秋以来24季ぶりのリーグ優勝に向けて、次節で今秋ドラフト1位候補の金丸夢斗（4年）擁する関大と対戦する。同監督は「ここ（金丸の攻略）を目標にやってきた。何でもいいので塁に出て、思い切って、どんどんと積極的に選手を動かしていきたい」と見据えた。