羽根打ちで芯捉える 高松商、雨天練習に工夫 /香川
<センバツ2019> 高松商は、バドミントンの羽根を使った打撃練習を取り入れている。バットの芯で球を捉える感覚を磨くためで、狭いスペースでも効果的な練習をしようと考案されたものだ。 羽根打ちはグラウンドが使えない雨天時などに取り組む。室内練習場もあるが打席数に限りがあるからだ。打者は5メートルほど離れた場所から仲間が放る羽根を、バットで打ち返していく。 試合を意識した工夫も随所にある。通常の羽根と、羽根の長さを半分ほどに切ったものを用意。どちらが投げられるかは知らされないうえ、羽根が半分のものは打者まで速く届くので、緩急への対応を養うにはうってつけだ。バットも通常より細いタイプを使うため、ミート力向上にもつながる。 植田啓夢(ひろむ)選手(1年)は「羽根に緩急があるので、直球と変化球を意識して取り組んでいる。自分はボールから早く目を離す癖があるが、羽根は風の影響で不規則に変化するので、最後までしっかり球筋を見極める練習にもなる」と話した。【潟見雄大】