「SUPER★DRAGON」古川毅が語る“秘密”【『夫婦の秘密』出演】「夫婦は知りたいと思ったらきりがない」
2024年1月4日(木)夜11時からスタートするBS-TBSドラマ「夫婦の秘密」に出演する古川毅さん。9人組ダンス・ボーカルユニット「SUPER★DRAGON」のメンバーとしても活躍する、今注目の若手俳優です。登場人物全員が「裏の顔」を持つという予測不能なミステリー。ドラマの役どころや撮影秘話をお聞きしました。 【画像】豊田裕大さんとのエピソードを話す古川毅さん。 ──「夫婦の秘密」は、登場人物全員が裏の顔を持つ、愛憎・闇堕ちミステリーです。本作での古川さんの役どころについて教えてください。 今回僕が演じるのは、主人公・野山穂花(臼田あさ美)の夫である野山雅道(豊田裕大)のバスケ仲間で親友、栗原蒼太です。ドラマは、この主人公夫婦が営む花屋「リリアス」と、そのご近所のカフェ「ルルド」がおもな舞台になっていますが、蒼太はそのどちらにも所属していません。 雅道の過去や「裏の顔」に関わる存在でありながら、どれくらい古い付き合いなのか、どんな「秘密」を共有する間柄なのかはまだ明かされていないので、その関係性も楽しみながら見ていただければと思います。 ──「親友」の豊田裕大さんとは、どんなふうに関係性を構築されたのですか? 僕は豊田裕大さんのことを「とよピー」と呼ばせてもらっているのですが、現場ではとよピーと一緒のシーンがいちばん長かったので、カメラが回っていないときも、自然と一緒にいることが多かったですね。撮影の合間にふたりで抜け出してラーメンを食べにいったりもしましたし、ほんとに「親友」みたいな関係性が築けたんじゃないかと勝手に思っています。 ──おふたりでいるときは、どんなお話をされていたのですか? 芝居の話とかファッションの話とかが多かったです。一緒にいるとリラックスできるんですけど、いい意味での緊張感もあり、刺激もたくさんもらいました。今回のドラマでとよぴーとご一緒できて本当によかったです。
蒼太は僕だったら絶対にしない選択もしてしまう
──今回古川さんが演じた栗原蒼太は、キーマンとなり得る重要なキャラクターです。演じていて共感できるところはありましたか? 少しネタバレになっちゃうかもしれませんが、蒼太はすごく愛情深くて、優しい男なんですよ。ただ、理解に苦しむ一面もあり、僕だったら絶対にしないであろう選択もしてしまう。そのあたりは、どんなふうに演じたらいいのか、かなり悩みました。 でも、それは古川毅という素の僕に置き換えるからそう思ってしまうだけなんですよね。「栗原蒼太」という人物がこれまでどんなふうに生きてきたかを考えれば、過去のできごとが彼という人物を作り出しているんだな、と納得することができるので、フィクションではありますが、「栗原蒼太」というひとりの人間をちゃんとつかみにいこうと思いながら、自分なりに蒼太を解釈して演じました。 ──表裏がある人物を演じるというだけでも難しそうなのに、ほかの登場人物も全員二面性があるという今回のドラマではご苦労がありましたか。 そうですね。「表」と「裏」だけでなく、いろんな要素を併せ持つキャラクターなので、場面に応じて感情の出し方や動き方を変えていかないといけないというところは、これまで演じた役と比べてもすごく難しいところでした。台本も最初にまとめていただくのではなく、撮影しながら少しずつ渡されていく形で、演じる僕たちも一緒になって謎解きをしているように思えて面白かったです。 ──古川さんは普段ダンス・ボーカルユニット「SUPER★DRAGON」というグループで活動されていますが、グループで行動するときと、個人で活動するときとで意識的に自分を演じ分けているようなところなどはありますか? どうでしょう……。基本的に表裏はないタイプだと思いますけど、ウソがつけない人間なので、どこにいっても誰といても、あまり変わらないんじゃないかと思います。強いて言うなら、偉い人の前ではちょっとかしこまるけど、仲間内ではちょっとだれるとか。場に応じてというか、TPOをわきまえるという感覚はあるかなというところですかね。