出雲市で国民健康保険料の事務処理ミス 約69万円を過大徴収 約74万円を過大還付(島根)
出雲市は3日、国民健康保険料を市民から誤って多く徴収していたことと、誤って多く還付していたことを明らかにしました。国民健康保険法の改正に伴う事務処理のミスだとしていて、過大徴収分については、対象の市民に返還するとしています。 出雲市によると、ミスがあったのは2015年度分と16年度分の国民健康保険料の事務処理で、あわせて29人が対象となります。このうち市民から誤って徴収した「過大徴収」の対象は14人で、あわせて69万円余りとなっています。また15人については、誤って多く還付した「過大還付」で、あわせて74万円余りとなっています。 市は、2015年に改正された国民健康保険法の誤った解釈が原因だとしています。同様のミスは松江市でも明らかになっていて、島根県からの制度運用ついての通知を受けて確認したところミスが分かったということです。 市は、過大徴収した市民に対しては、還付加算金を加え速やかに返還手続きを進めるとしています。一方で過大還付については返還を求めないということです。 出雲市は、制度を正しく理解した上でチェック体制を強化し、再発防止にあたりたいとコメントしています。
山陰中央テレビ