15歳・張本美和の“異次元ぶり”を世界女王の孫穎莎はどう評したのか?「上達スピードは速い」「非常に優秀な選手」【卓球】
卓球女子の世界一を決める大会『WTT女子ファイナルズ名古屋2023』が12月15日、愛知・名古屋金城ふ頭アリーナで開幕する。シングルスでは、世界ランキング14位の張本美和(木下アカデミー)と同ランク1位の孫穎莎(中国)が1回戦で対戦することが決まった。 【PHOTO】早田ひな、伊藤美誠、平野美宇、張本美和...女子卓球界が誇る“異次元の天才”たちを一挙にチェック! 張本は、現在15歳の現役中学生だ。近年めきめきと頭角を現してきた彼女は、この若さですでに次期エースとして期待されている。初戦でいきなり世界女王の孫穎莎と対戦するわけだが、12月9日の『混合団体ワールドカップ(W杯)』決勝リーグでは、混合ダブルスで戸上隼輔(明治大)とペアを組み、中国の最強ペア王楚欽/孫穎莎をゲームカウント2-1で破った。 これには、中国メディア『捜狐』も動揺を隠せなかった。「我々は最強の選手を送り込んだが、予想外の惨敗を喫したのは、大きな驚きだった。そんなはずはない」と悲嘆したうえで、孫穎莎が張本の天才性について触れたコメントも紹介している。 「張本美和選手は、若手のなかでも非常に優秀な選手だ。彼女は女子シングルス、女子ダブルス、混合ダブルスのいずれにおいても少しずつ上達しており、そのスピードは比較的早い。この試合で、私は十分に対応できなかった。保守的になってしまい、パートナーに少し依存してしまった」 中国の絶対女王からも称賛されるほど、日に日に存在感が大きくなっている張本。はたして世界のトッププレーヤーが集う大舞台で、“スーパー中学生”はどのようなパフォーマンスを見せてくれるだろうか。 構成●THE DIGEST編集部