キャサリン皇太子妃、家族写真の画像修整を謝罪
3月10日(日)のイギリスの母の日に先立ち、前日にウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃が、3人の子どもたちと皇太子妃の写真を公開した。SNSに投稿されると同時に、通信社にも配信された。 【写真】かわいい写真がいっぱい! キャサリン皇太子妃と3人の子どもたちのフォトアルバム
写真を撮ったのは皇太子。皇太子妃は1月に腹部の手術を受けて以来公務を休んでいる。今回の写真は術後初めてのものだったことから大きな注目を集めたが、公開直後から画像修整をしているという指摘が次々と浮上。イギリスマスコミを大騒ぎさせた。
これを受けて皇太子妃が翌日10日(日)に謝罪のメッセージを発表した。皇太子妃はXに「多くのアマチュア写真家がそうであるように、私も時折編集を試みることがあります。昨日公開した家族写真が混乱を招いたことをお詫びいたします。みなさんが幸せな母の日をお祝いしていることを願っています」。最後にはキャサリン皇太子妃のイニシャルが添えられ、皇太子妃が個人として出したメッセージであることを示している。
修正疑惑の中で、最も多く指摘されていたのはシャーロット王女のセーターの袖口の一部が消えているというもの。新聞「デイリーメール」はルイ王子の腕の部分のセーターの柄が歪んでいる、シャーロット王女のスカートの柄が直線になっている、王女の膝がぼやけているなど、少なくとも16か所が修整されていると報じている。
放送局「ITV」で長年王室レポーターを務めてきたクリス・シップもXに疑惑の箇所を投稿、「私はこれまで陰謀論にあまり興味がなかったがAPやAFP、ロイター、さらに他の写真エージェンシーがこの写真を取り下げ、削除をクライアントに依頼するほど懸念しているのであれば、写真の提供元であるケンジントン宮殿には深刻な問題がある」とコメントしていた。
雑誌『ピープル』は王室関係者の証言を入手。関係者は「皇太子妃は皇太子が撮ったアマチュアの家族写真に微調整を加えた」「皇太子夫妻がこの写真を発表した動機は、母の日に家族を写した非公式な写真を提供することだった」とコメント、皇太子妃に健康状態を偽る意図はないと示唆している。また「一家は一緒に素晴らしい母の日を過ごした」と10日の一家の様子も話している。
また翌日3月11日(月)には皇太子妃が皇太子と共に車に乗って出かけるシーンを新聞「デイリーメール」がキャッチしている。この日はコモンウェルスの記念日。ロイヤルファミリーはウェストミンスター寺院での礼拝に出席したが、皇太子妃は欠席している。雑誌『ピープル』によると皇太子妃の外出は個人的な用事だったという。 ちなみに皇太子妃がメッセージを出した後も、皇太子と皇太子妃のSNSにはこの写真が掲載されている。ロイヤルファンからは修整に対する批判以上に、皇太子妃の健康状態が良くないから加工したのではないかと懸念する声が上がっている。今回の謝罪で騒ぎが収まるのか見守りたい。