宮城野親方は毎日まわしを締めて稽古場で指導…旧宮城野部屋力士が伊勢ケ浜部屋に合流後の部屋の様子を明かす
大相撲で伊勢ケ浜部屋に1日付で転籍した旧宮城野部屋の序二段・高馬鵬が21日、群馬・前橋市で行われた春巡業に参加し、合流から2週間がたった部屋の様子を明かした。 合流後の変化について「大変ですね。ルールが変わったので、部屋に合わせるようにしています」と適応する必要性を口にした。春巡業に出ている力士も多く、普段より少ない人数での稽古となっている。引っ越しはすべて完了し、寝床は地下にあるトレーニング場と上がり座敷で、そこに布団を敷いて寝泊まりしていることも明かした。 宮城野親方(元横綱・白鵬)は毎日まわしを締めて稽古場で指導にあたり、『とにかくちゃんと汗をかいて稽古をしよう』などと声をかけているという。高馬鵬自身はケガの影響で稽古に参加できていないが、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)について「みんな稽古でアドバイスをもらっている」と感謝した。さらに「関取衆も多いのでアドバイスをもらえる。稽古相手がいっぱいいるので、強くなりますね。稽古の内容は濃くなりました」と合流のメリットを語った。 この日の巡業は地元・群馬で開催。しこなの『高』は出身地である高崎から、『馬』は群馬からと地元が由来している。「東京に見に行けない人もいるので、帰ってきたな」と地元ファンからの大声援に笑顔を見せた。
報知新聞社