アキラが「日本人のライト級で国内最強は僕だと証明したい」。3月31日に雑賀“ヤン坊”達也を相手に初防衛戦【PANCRASE】
細かい体の使い方というのは、たとえばご自身のクセのようなものを修正したり? 「それも、そうですね。体の使い方が悪いと悪いクセが出るというのはあるので」 その後「超RIZIN.2」で打撃に全振りしてくるムサエフ選手との試合を経験したことは、結果は敗北とはいえ今回の試合に向けてプラスになっている部分もありますか? 「なかなかあそこまでプレッシャーのある選手って、世界でもトップどころというか。そういう選手と試合でお互いを倒す気で打ち合えた経験をできたことは本当にデカいです。あそこで経験したことを踏まえてヤン坊選手と対峙した時のことを考えると、もちろん実際に対峙してみないと分からないですけど、ムサエフ選手ほどの圧力みたいなものは、ないのかもしれないですね」 ムサエフ選手との試合を体験したら、大抵のものはもう怖くなさそうですよね(笑)。 「そうですね(笑)。フェイスオフの時とかめちゃめちゃ顔怖かったですよ(笑)。ははは。すっごい近かったんですよ(笑)。“そんなに近いか!”って思って、ちょっと冷静になってしまって」 この試合の会見の際にヤン坊選手と並んでみて、いかがでしたか? 「実際、“身長差があるな”とは会見の時に感じました。ただ、今までも同じような身長差の相手ともやっていて、これが普通なので」 ヤン坊選手の右は間違いなく脅威だと思いますが、アキラ選手としてはどのような印象ですか? 「あの右は確かにめちゃくちゃ警戒しなければいけないものですが、まあでも、それをしっかり封じ込めて自分のやりたいことを押し付けてやろうと思います」
12月、タイトル挑戦者決定戦となったヤン坊選手vs粕谷選手の試合はどのように見ていましたか? ヤン坊選手攻略にあたって、得るものはありましたか。 「“組みの強い粕谷選手を相手に簡単に寝なくなったな……”とは本当に思いました。ヤン坊選手が、苦手なことを克服してきた試合でしたね。粕谷選手と僕は大まかなタイプが似ながらも違うところもあるというなかで、あの試合は参考にはなりました。でもあれと同じ結果になるとは全然思っていないので。僕がチャンピオンの強さを見せてやろうと思います。理想? 理想は何もさせずに圧勝ですけど(笑)。久米戦の死闘のようなといいますか、お互いの力を出し切った試合をできればいいと思っています」 今こうして初防衛戦を目前に控えた心境としては? 「この年齢にしてやっとタイトルを獲れたことは本当にでかいので、見合う選手にしっかりならないと、という気持ちがあります」 繰り返しになりますが、今回王者としてどのような試合を見せたいですか? 「ヤン坊選手は本当に強い選手で、お互い国内トップファイターだと思っているので、日本人のライト級で国内最強は僕だと証明したいと思っています。そして海外の強い選手もしっかり倒していきたいと思っています」 今大会の模様はU-NEXTで大会当日の13時から配信。なお、アキラの前戦である久米鷹介戦と雑賀の前戦である粕谷優介戦もU-NEXTで配信されている。