浦和MF岩尾憲が“古巣”徳島に復帰「僕のキャリアには、いつか必ず終わりがきます…」
徳島ヴォルティスは27日、浦和レッズよりMF岩尾憲(36)が完全移籍加入することが決定したと発表した。なお、公式戦メンバー登録は登録期間の関係で7月14日のJ2リーグ第24節・ベガルタ仙台戦以降可能となる。 【写真】バラエティ出演の中田英寿氏に反響「ちょいワルおやじになってる」「大仁田厚みたい」 群馬県出身の岩尾は日本体育大卒業後の11年に湘南でキャリアをスタート。15年に水戸でプレーし、16年に徳島に加入した。浦和には22年に加入し、今季はここまでJ1リーグ12試合に出場。徳島復帰にあたり、クラブを通じて次のようにコメントしている。 「徳島ヴォルティスに関わる全ての皆さま、お久しぶりです。岩尾憲です。 この移籍の実現の為に、多くの方々に御尽力いただいたことに心から感謝申し上げます。僕のプロサッカーキャリアにおいて、そのほとんどのシーズンを過ごした徳島ヴォルティスで、ファン・サポーターの皆さま、各スポンサーの皆さま、徳島ヴォルティス関係者の皆さまからいただいた恩は計り知れません。 僕のキャリアには、いつか必ず終わりがきます。その瞬間までに、今何がしたくて、今何をすべきで、いつの日か何を成したいのか。その連続の中で過ごし、今日まで意思決定をして参りました。その僕が、全力で走り続けてきた次の場所が、再びこの徳島ヴォルティスであることに喜びと誇りを感じております。 皆さまと共に歩む未来に、どんな結果が待っているかは誰にもわかりません。でも、徳島ヴォルティスに関わる皆さまなら、大義を成した時の味はよく知っているはずです。過去には戻れません。であるならば、もう1度、力強く、一緒に前に進みましょう。その先の素晴らしい景色を信じて」 また、2シーズン半プレーした浦和を通じては、次のように感謝を伝えた。 「浦和を愛するみなさまへ。このたび、徳島ヴォルティスへ完全移籍することとなりました。このタイミングでの移籍に際して、僕の意思を尊重し、温かく送り出してくださったクラブには、心から感謝申し上げます。 振り返れば2年半、これまでに感じたことのないモノをこの目で見て、この心で感じ、身を持って突き進んできました。その過程で浦和レッズに関わる全ての人から与えてもらったモノ、その中で僕が得たたくさんのモノはこれからも僕の心に一生生き続けます。 また、いつも岩尾 憲のユニフォームを掲げてくださったみなさま、本当にありがとうございました。みなさまが僕の勇気でした。ここで全てを語り尽くすことはできませんが、僕が今日までやってきたことに後悔はありません。ここが僕の浦和レッズでの最大であり最終着地点だと思います。 僕をここまで連れてきてくれた日本一のファン・サポーターのみなさま、浦和レッズの優勝を願う各パートナーのみなさま、僕に託してくれた浦和レッズクラブスタッフのみなさま、至らぬところの多い岩尾 憲を後押ししてくださり本当にありがとうございました。浦和レッドダイヤモンズのこれからの発展を心から願っております」 以下、クラブ発表プロフィール ●MF岩尾憲 (いわお・けん) ■生年月日 1988年4月18日(36歳) ■出身地 群馬県 ■身長/体重 175㎝/65kg ■出場歴 J1リーグ:118試合5得点 J2リーグ:276試合23得点 カップ戦:15試合 天皇杯:17試合2得点 ACL:16試合 ■経歴 多々良FC-図南SC-多々良中-西邑楽高-日本体育大-湘南-水戸-徳島-浦和