写真：篠塚大登（愛知工業大）/提供：WTT

＜卓球・WTTスターコンテンダーバンコク2024　日程：2024年7月2～7月7日　場所：バンコク（タイ）＞ 【画像】2大会連続優勝を狙うパリ五輪代表の張本美和 5日、WTTスターコンテンダーバンコク2024は大会4日目を迎え、男女ダブルス2回戦と各ダブルス準々決勝、準決勝が行われた。 男子シングルス2回戦では、田中佑汰（個人）と篠塚大登（愛知工業大）の愛知工業大学の先輩後輩対決が実現。第1ゲームから交互に点を取る競り合いの展開となり、第1ゲームは篠塚が11-9で先取する。しかし、第2ゲームは田中が中盤から先行する展開となり、そのままゲームを奪取。 第3ゲームも田中が競り合いを制してゲームを奪取。第4ゲームは流れに乗る田中が序盤に先行するも、篠塚が猛追して逆転。第4ゲームは篠塚が制して、フルゲームに突入する。 第5ゲームは互いに1点ずつ点を取り合って8-8までもつれるも、最後に抜け出したのは篠塚。第5ゲームを制した篠塚が、3回戦へと駒を進めた。3回戦では張本智和（智和企画）と対戦する。 その他、男子シングルス2回戦では、宇田幸矢（協和キリン）がクアドリ・アルナ（ナイジェリア）にストレート勝利。松島輝空（木下グループ）がSnehit SURAVAJJULA（インド）にフルゲームの末勝利しており、3回戦では宇田と松島が対戦する。 女子シングルス2回戦では、橋本帆乃香（ミキハウス）と張本美和（木下グループ）が対戦。第1ゲームは張本が序盤からリードを奪い、ゲームを先取。第2ゲームはデュースにもつれる接戦を橋本が制し、ゲームカウントは1-1に。第3ゲームは張本、第4ゲームは橋本が流れを掴み、そのまま試合はフルゲームへ。 第5ゲームは橋本が若干先行する展開になるも、中盤で同点になり、その後促進ルールに。最後は橋本がラリー戦を制し、勝負は橋本に軍配。フルゲームの末に橋本が張本を破り勝利し、3回戦進出を決めた。橋本は3回戦で佐藤瞳（ミキハウス）と対戦し、再び日本人対決となる。 その他、木原美悠（木下グループ）、長﨑美柚（木下グループ）、伊藤美誠（スターツ）、佐藤瞳（ミキハウス）も3回戦進出を決めている。 男子ダブルスでは、張本/松島ペアが躍進。準々決勝ではシンガポールペア、準決勝では第1シードの韓国ペアをストレートで破り、決勝進出を決めた。また、女子ダブルスでも、佐藤/橋本ペアが準々決勝と準決勝をストレートで勝利し、決勝進出を決めた。 混合ダブルスでは、張本智和（智和企画）/早田ひな（日本生命）ペアが登場。準々決勝はインドペアにストレートで勝利し、準決勝では林昀儒（リンユンジュ）/陳思羽（チェンズーユ・チャイニーズタイペイ）ペアと対戦。第1ゲームは張本/早田ペア、第2ゲームは林昀儒/陳思羽ペアが取る競り合いに。 第3ゲームは互いに流れを掴もうと接戦になり、林昀儒/陳思羽ペアが先にゲームポイントを握るも、張本/早田ペアが追いつきゲームを奪取。第4ゲームは林昀儒/陳思羽ペアが先行してゲームポイントを先に握るも、張本/早田ペアがそこから猛追してま逆転。12-10でゲームを奪い、ゲームカウント3-1で張本/早田ペアが勝利。決勝進出を決めた。 なお、張本/早田ペアとパリ五輪第2シード争いをしている韓国の林鐘勲（イムジョンフン）/申裕斌（シンユビン・韓国）ペアは、準々決勝で競り負けており、今大会で張本/早田ペアが優勝した場合、張本/早田ペアの五輪第2シード獲得が確定する。 6日には、男女シングルス3回戦と準々決勝、男女ダブルス決勝が行われる。