被災地の転出者2.8倍増加 奥能登全体で
能登半島地震の発生以降、被害が大きかった自治体では、地元を離れる人が増加していて、特に奥能登ではその傾向が顕著になっています。 石川県のまとめによりますと、今年2月に奥能登の4つの市と町から転出した人は488人でした。 174人だった去年の同じ月と比べると、奥能登全体での転出者は2.8倍に増えました。 最も多かったのは輪島市で239人、珠洲市が115人、能登町が79人、穴水町は55人でした。 また、人口規模が大きい七尾市でも209人が地元を離れました。 65歳以上の高齢化率が珠洲市と能登町で5割を超えるなど、能登地域では今回の地震前から将来的に加速する人口減少への対応が大きな課題となっています。
北陸放送