架空のコンゴ鉱山採掘事業に投資呼びかけ詐欺 容疑で会社社長ら再逮捕
アフリカ・コンゴ民主共和国でのコバルト採掘事業を巡る不正投資勧誘事件で、事業が架空であることを隠して金をだまし取ったとして、警視庁生活経済課は27日、詐欺の疑いで、投資の仲介などを手がける「ReetJapanホールディングス」社長、李基道容疑者(39)=住所不詳=ら男女4人を再逮捕した。同課は認否を明らかにしていない。 同課によると、李容疑者らはコンゴ民主共和国で行っているコバルト採掘事業で大きな収益が見込めとして投資を勧誘。実際は事業は行っておらず、説明資料には他社の資料を流用していた。 月15%の配当をうたい、令和2~3年、227人から約3億円を集めたとみられる。配当は当初、遅れて支払われたが、その後停止。集めた金は他の投資に回したり、李容疑者の遊興費などにあてたりしていた。 再逮捕容疑は2年10月~3年3月ごろ、実体のない採掘事業への投資を呼びかけ、配当を毎月支払うなどの噓を言い、東京都などの30~70代の男女8人から、株式や合同会社の社員権の取得代金として計4200万円をだまし取ったとしている。