長野・白馬で来年1月フリーライドスキーの世界大会「インバウンドに期待」
FWTは1996年にスイスで第1回大会を開き、徐々に規模が拡大して現在は男女のスキー、スノーボードなど合わせて3000人以上が世界を転戦。昨シーズン以降は欧州、北米、南米などで150大会を開いたとしています。 競技は平均斜度40度、高低差400メートル以上の斜面があることが条件。さらに競技会場まで選手が歩いて1時間ほどでアクセスできる山であること。主催者は白馬の場合3000メートル級の山に宿泊地のリゾートなどから短時間で行けることを含め、総合的に評価されたとしています。 日本国内ではまだ十分知られていない競技ですが、主催者によると海外では自然志向の高まりを背景にゲレンデ滑走からバックカントリーやフリーライドなど自然の中で楽しむスキー、スノーボードの人気が高まっています。特に日本のパウダースノーは好まれ、バックカントリーを楽しめる国の一つとして評価されている、としています。 ただ、一般のバックカントリーのスキーやスノーボードは、雪崩や道迷いなどの危険が指摘されているため、主催者側は大会に向けて事前の安全講習会や、一般スキーヤーへの啓発活動に力を入れるとしています。
----------------------------------- ■高越良一(たかごし・りょういち) 信濃毎日新聞記者、長野市民新聞編集者からライター。この間2年地元TVでニュース解説