“敬老パス”問題 ポイント付与する案示されるも賛否 現行制度と新制度を選べる移行期間を設ける考えも
UHB 北海道文化放送
札幌市の敬老パスの制度見直しについて秋元市長は、一定の年齢以上の高齢者などにポイントをプレゼントする考えを初めて示しました。 「要介護認定を受けた方や一定の長寿の方に、日常生活動作が困難となることに配慮し一定のポイントを提供することを検討したいと考えています」(秋元札幌市長) 70歳以上を対象とする札幌市の敬老パスは、1万7000円の自己負担で、地下鉄やバスなどが7万円分利用できます。
札幌市は現在、自己負担をなくし外出先や歩いた歩数に応じて最大2万円分のポイントを獲得できるよう制度の見直しを検討し市民への説明会を開いていますが、反発が広がっています。 秋元市長は21日市議会で一定以上の年齢や介護度の高齢者に買い物もできるポイントをプレゼントする考えを示しました。
「体は(動かなくても)気持ちが上を向いていける施策があることは賛成」(傍聴した市民) 秋元市長はまた現行の制度と新たな制度を選択できる移行期間を設ける考えも表明しました。
UHB 北海道文化放送
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