七夕の天気は? 天の川は見える? 全国の週末天気
七夕とは 天の川はどこに見える?
7月7日の七夕の夜は、関東から九州、沖縄にかけて広く晴れて、夜空が見える所が多いでしょう。紀伊半島や四国を中心に良く見えそうです。 七夕は日本の伝統的な行事の一つで、織姫と彦星が1年に1度だけ天の川で会えるという言い伝えがあります。天の川は夜空に広がる星の集まりで、大きな光の帯のようになっています。この天の川をはさんで、西側に織姫のこと座のベガ、東側に彦星のわし座のアルタイルがあります。そして、はくちょう座のデネブのこの3つをつなげた三角形を「夏の大三角形」と呼びます。いずれも一等星で、夏の夜空で最も明るい星ですので、晴れていれば、見つけやすいでしょう。 天の川を観察する際は、都市部から離れた、街灯がほとんどなく、空が開けた場所が良いでしょう。天の川や夏の大三角形は、七夕の日に限らず、7月上旬から9月上旬にかけて見ることができます。北海道や東北、北陸など日本海側では、7日の七夕は、夜空を眺めるにはあいにくのお天気になりますが、他の晴れた日にぜひ夜空を眺めながら、織姫と彦星の伝説に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
日本気象協会 本社 小野 聡子