大阪桐蔭相手にぶっつけ本番 鳴門、実戦不足どう影響 センバツ
第94回選抜高校野球大会は第6日の24日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で1回戦の最後の試合が行われ、鳴門(徳島)が昨秋の明治神宮大会王者の大阪桐蔭に1―3で敗れた。今春は練習試合ができず、ぶっつけ本番で挑んだ鳴門・森脇稔監督の試合後の談話は次の通り。 【熱戦を写真で】鳴門vs大阪桐蔭 ◇「本来ならよくやった、だが…」 初回に冨田がうまく抑えてくれて波に乗れた。逃げずにどんどん内角へ投げていった結果だ。相手の川原投手に早いカウントから手を出していけなかったのは、実戦不足が影響していたと思う。 (新型コロナウイルス感染拡大防止に関する徳島県教委の方針で、対外試合は今年初めて)選手たちは早く試合がしたいと逆にうずうずしていた。大阪に来てからもいい雰囲気で過ごせていた。 不運なタイムリーで先制された。相手にうまくすくわれたが、あの辺りが大阪桐蔭の粘りなのかな。あとは八回の失策で冨田に負担をかけてしまった。五回の円陣では「試合展開はこっちのペース。早いカウントから手を出していこう、1イニング3球でもいいから振っていけ、終盤にワンチャンスがきたらそこで集中して得点しよう」と話していた。 下位打線がつなげて冨田が適時打を放ち、チームに勢いが出て良かったと思う。本来ならよくやったと言うところだが、攻撃面はもう少しできたかなと思う。あとは失策。打てない試合もあるのだから、失策しないことが大事になってくる。 ◇全31試合をライブ中継 公式サイト「センバツLIVE!」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2022)では大会期間中、全31試合を動画中継します。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/hsb_spring/)でも展開します。