「スター・ウォーズ」の新たな三部作の企画が進行中との報道 「X-MEN」のサイモン・キンバーグが脚本と製作を担当
「スター・ウォーズ」の新たな三部作の企画が進行中との報道 「X-MEN」のサイモン・キンバーグが脚本と製作を担当
ルーカスフィルムが「スター・ウォーズ」の新たな三部作の企画を進めているとの報道があった。 「スター・ウォーズ」画像・動画ギャラリー Deadlineによると、20世紀フォックスの「X-MEN」シリーズの製作や『スター・ウォーズ 反乱者たち』の原案などで知られるサイモン・キンバーグが脚本を担当、ルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディとキンバーグが製作を担当するという。だが、記事内には2つの相反する情報が伝えられている。Deadlineの情報提供者のなかには、この新しい三部作はスカイウォーカー・サーガの続きとしてエピソード10~12になると述べている者と、以前発表されたジェームズ・マンゴールド、シャルミーン・ウベード=チナーイ、タイカ・ワイティティ、ドナルド・グローヴァーの長編映画と同じく新たな物語を描くと述べている者がいる。 その後Varietyもこの件について報じ、「2019年の『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』でスカイウォーカー・サーガが完結したため、この三部作で新たなシリーズが始まる」と伝えた。The Hollywood Reporterでも、新しいキャラクターが登場する新しい物語が描かれると報じられている。 正直なところ、少々混乱する情報であるため、IGN USはディズニーおよびルーカスフィルムに説明を求めた。 その後、IGN USは制作に詳しい人物から返答を得た。Deadlineの独占記事の一部内容とは異なり、この新しい三部作はスカイウォーカー・サーガの続きではないとの確認が取れた。これまでに発表された映画と並んで、新しいサーガの始まりとなるようだ。 なお、サイモン・キンバーグが三部作の脚本および製作を担当するのは事実だという。ちなみに、今週末にはブラジルでD23 Expoが開催されるため、そこでキンバーグが手がける新たな三部作に関する情報を明らかにするつもりだったのかもしれない。 「スター・ウォーズ」は「スカイウォーカーの夜明け」以降、主にテレビ形式に注力しており、Disney+で『マンダロリアン』、『キャシアン・アンドー』、『スター・ウォーズ:アコライト』などを配信してきたが、公開予定の映画のパイプラインも積極的に拡大している。まずは、ジョン・ファヴロー監督作『The Mandalorian & Grogu(原題)』が米国で2026年5月22日に公開予定だ。 ほかの作品については、マンゴールド監督作はジェダイ・ナイトの始まりを描き、フィローニ監督作は『マンダロリアン』の世界を舞台にしたもの、そしてウベード=チナーイ監督作は「スカイウォーカーの夜明け」のあとを舞台に、デイジー・リドリーを再びレイ役に迎え、新たなジェダイ・オーダーの物語を描くことが判明している。どちらかというと、新たなジェダイ・オーダーを描く映画がスカイウォーカー・サーガの続きになると思われる。 一方、グローヴァー主演のランド・カルリジアンを主人公にしたプロジェクトは昨年、ドラマから映画へと形式が変更された。ワイティティの脚本に関しては、まだ続報が出ていない。
Alex Stedman