衝撃の“退団”に…減額超え年俸ダウンで自由契約を選んだ大物(6)セリーグ移籍で“完全復活”
東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大が、減額制限を超える大幅な減俸を提示され、退団を決断した。プロ野球では、減額制限(年俸1億円以下は25%、それ以上は40%)を超える年俸を提示された場合、自由契約を選択できる。ここでは、減額制限超えの年俸ダウン提示を受け、自由契約を選んだ歴代選手を紹介する。
坂口智隆
・投打:右投左打 ・身長/体重:181cm/82kg ・生年月日:1984年7月7日 ・経歴:神戸国際大付高 ・ドラフト:2002年ドラフト1巡目 2022年まで現役を続け、“最後の近鉄戦士”となった坂口智隆。2015年オフに減額制限超えの提示を受けて退団となったが、新天地で見事な復活を遂げた。 神戸国際大付高から2002年ドラフト1巡目で大阪近鉄バファローズに入団。球団合併に伴いオリックスに移ると、2008年からは不動のレギュラーを担った。 さらに、同年から4年連続でゴールデングラブ賞を受賞。2011年tは全144試合に出場して打率.297、175安打をマークし、最多安打のタイトルを獲得した。 しかし、2012年以降は故障もあって成績が低迷。2015年は36試合の出場にとどまると、同年オフに減額制限を超える減俸を受け、自由契約を選択した。 それでも、2016年から東京ヤクルトスワローズに活躍の場を移すと、同年はレギュラーを奪い、5年ぶりに規定打席へ到達。2018年には139試合の出場で打率.317、3本塁打、37打点、出塁率.406の好成績を残した。 その後もヤクルトでプレーを続け、2022年限りで現役を引退。新天地で再び存在感を放った。
ベースボールチャンネル編集部